では、次はこれを片づけていきますか。

今回のは教学的に少々難解なので、皆様、頑張ってよろしくお願いします。

駄犬には無理かと思いますので、外の砂場で遊んでいればよろしい。

樋田センセの戯論をカンタン破折^^16

http://toyoda.tv/kan23.htmで、
樋田センセ曰く
＞■　此の時地涌千界出現して、本門の釈尊を脇士と為（な）す
一閻浮提第一の本尊、此の国に立つべし。
(如来滅後五五百歳始観心本尊抄文永一〇年四月二五日五二歳 661)　と御教示の一幅の御本尊が奉掲安置される。
その御一幅の御本尊こそ、
■　「一、日興が身に宛て給わるところの弘安二年の大御本尊は日目に之(こ)れを相伝す、本門寺に懸け奉るべし」（聖典五一九頁）
という、「弘安二年の大御本尊」　である。

ヾ川≧∇≦川ﾉ彡☆ガﾉヽﾉヽﾉヽﾉヽ!!

『此の時』って、それから６年も後なんだー(^O^)ｱﾊﾊ八八ﾉヽﾉヽﾉヽﾉ＼ / ＼/ ＼!!

■此の釈に闘諍の時と云云、今の自界叛逆・西海侵逼の二難を指すなり、此の時地涌千界出現して本門の釈尊を脇士と為す一閻浮提第一の本尊此の国に立つ可し■
から
■ 此の釈に闘諍の時と云云、今の自界叛逆・西海侵逼の二難を指すなり■
を切り文したね。樋田くん。
「切り文」「曲解」「コジツケ」「超拡大解釈」が得意な大石寺の樋田くん。
(^O^)ｱﾊﾊ八八ﾉヽﾉヽﾉヽﾉ＼ / ＼/ ＼!!
御本仏の御金言を「ぶった切る」『第六天の魔王の相伝の者』樋田くん。
(^O^)ｱﾊﾊ八八ﾉヽﾉヽﾉヽﾉ＼ / ＼/ ＼!!

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●　この意味は、こういうことなんですね。

大聖人様が「観心本尊抄」（文永一〇年四月二五日五二歳 661）において、このように御指南されている。

　■　此の時地涌千界出現して、本門の釈尊を脇士と為（な）す一閻浮提第一の本尊、此の国に立つべし。

１、御文に説かれる「時」について

で、「此の時」とは、いつを指すか。という問題ですね。

御書には　

■此の釈に「闘諍の時」云云、今の自界叛逆（ほんぎゃく）・西海浸逼（しんぴつ）の二難を指すなり。
此の時地涌千界出現して、本門の釈尊を脇士と為（な）す一閻浮提第一の本尊、此の国に立つべし。

とあります。

ところが、この前後から「時」に関する事項をよく拝すると、

■　問うて曰く、仏の記文（きもん）は云何（いかん）。答へて曰く「後五百歳閻浮提に於て広宣流布せん」と。天台大師記して云はく「後五百歳遠く妙道に沾（うるお）はん」と。妙楽記して云はく「末法の初め冥利（みょうり）無きにあらず」と。伝教大師云はく「正像稍（やや）過ぎ已（お）はって末法太（はなは）だ近きに有り」等云云。「末法太だ近きに有り」の釈は、我が時は正時（しょうじ）に非ずと云ふ意なり。伝教大師日本にして末法の始めを記して云はく「代（よ）を語れば像の終はり末の初め、地を尋ぬれば唐の東・羯（かつ）の西、人（ひと）を原（たず）ぬれば則ち五濁（ごじょく）の生（しょう）・闘諍（とうじょう）の時なり。経に云はく、猶多怨嫉況滅度後と。此の言（ことば）良（まこと）に以（ゆえ）有るなり」と。此の釈に「闘諍の時」云云、今の自界叛逆（ほんぎゃく）・西海浸逼（しんぴつ）の二難を指すなり。

こうして見ると、総じて言えば、「此の時」　とは　
一義には　「末法の初め」　と言えるでしょう。（※１）
その中でも、

別して云えば、
「闘諍の時」　つまり、「今の自界叛逆（ほんぎゃく）・西海浸逼（しんぴつ）の二難」の時、と言える。

では、この「自界叛逆難」はいつかと言えば、大きなものは　文永10年2月北条時輔の乱　
ところが「西海浸逼の難」は、一回目は　文永11年10月5日　二回目が　弘安4年5月21日　　となります。

この「観心本尊抄」は文永10年4月25日御作ですから、まだ、「西海浸逼の難」は起こっていません。

「観心本尊抄」が顕わされたのは、「自界叛逆難」は起きたが、未だ実際の「西海浸逼の難」は起きていない時期です。

ですから、この御文

■此の釈に「闘諍の時」云云、今の自界叛逆（ほんぎゃく）・西海浸逼（しんぴつ）の二難を指すなり。
此の時地涌千界出現して、本門の釈尊を脇士と為（な）す一閻浮提第一の本尊、此の国に立つべし。

での、「此の時」とは、観心本尊抄が説かれたその時点そのものを仰せでないことは明白です。

そこで、先ほどの　※１の義　つまり、総じては「此の時」とは「末法の初め」を指す。
と合わせて考えれば、

「此の時」　とは　末法の初め　しかも経文に「闘諍の時」と説かれるような、自界叛逆難　西海浸逼の難などが興盛し、世上騒乱とした時代相。
と拝するべきでしょう。
それは　「何年何月何曜日？」　みたいな、幼稚園児が言うが如きの、限定して年月日を指していることではないでしょう。

事実　戒壇の大御本尊　は、

文永10年２月　　　　北条時輔の乱（自界叛逆難）
文永10年４月２５日　観心本尊抄　御著述
文永１１年１０月５日　文永の役（西海浸逼の難）
弘安２年１０月１２日　戒壇の大御本尊　御建立
弘安４年５月２１日　　弘安の役（西海浸逼の難）

という時系軸の中で御建立されており、この当該文　

■此の釈に「闘諍の時」云云、今の自界叛逆（ほんぎゃく）・西海浸逼（しんぴつ）の二難を指すなり。
此の時地涌千界出現して、本門の釈尊を脇士と為（な）す一閻浮提第一の本尊、此の国に立つべし。

と何ら矛盾はないのです。

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２、「べし」の用法について