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本当の御利益のある信心とは? 

善光寺 御開帳 と 災害 との関連

西暦 和暦 ◎ 御開帳  
○ 出開帳
◇ 三都開帳  
□ 回国開帳
善光寺関連 災害 詳細
平安 1179 治承3年 焼失
鎌倉 1268 文永5年 焼失 須坂の豪族井上盛長によって焼き払われ、盛長は誅殺された。
室町 1369 応安3年 戦火で焼失
1427 応永34年 焼失
1477 文明9年 焼失 前立本尊が破損(首を残して焼失したため再鋳)
1484 文明16年 焼失 前立本尊に損傷
1495 明応4年 焼失 北信濃支配勢力者の村上政清と高梨政盛、澄頼とが善光寺を巡っての争い。
1555 天文24年 武田信玄により、善光寺ごと甲府に移動
江戸 1642 寛永19年 本堂焼失
1707 宝永4年 本堂再建 この造営が創建以来12回目と伝えられている。
1847 弘化 4 ◎ 3/9〜4/29 3/24 

大地震で中止
善光寺大地震
如来堂、鐘楼山門 倒壊
被害状況

折から善光寺如来開帳の期間にあたり、諸国から参詣客が群集し、当日の市中は最も混雑していた。
その夜8時をわずかに過ぎたころ、地震が発生した。
参詣客が宿泊していた旅籠(はたご)街を中心に数箇所から火の手が上がり3日延焼した。
市中では家屋の倒壊焼失したもの2,094軒、震災を免れたものわずかに142軒という惨害を生じた。善光寺如来堂、鐘楼山門は倒壊しただけで焼失を免れたが、死者は市中のみで2,486名に達した。
被害が激しかったのは、長野権堂村妻科村稲荷山、鹽崎村、中尾村、牟礼、大古間、野尻等で、全震災地を通じて死者総数8,600人強、全壊家屋21,000千軒、焼失家屋は約3,400軒を数えた。
飯山藩では城内の被害も多く門の倒壊や本丸の損傷、城下侍屋敷では93棟の倒壊、町方の被害は焼失547、倒壊329が幕府に報告されている。

善光寺地震の犠牲者は
「死にたくば信濃へござれ善光寺 土葬水葬火葬までする」と云われたように、被害の種類も多様。
町のすぐ下に震源域があったため、強震動による家屋倒壊が発生。
その後、火災発生。
山間部の村々では大小四万箇所以上発生した山崩れによって、家々が埋まる。

 岩倉山の大崩壊部分は、雪解け水で水量豊富な時期だった犀川の流れを塞き止めた。十九日後には、たっぷり水を溜め込んだこの震生湖(地震で出来た湖)は、水の圧力で決壊。千曲川などの下流の善光寺平一帯に大洪水の被害をもたらした。

 地震のゆれによる直接被害だけでなく、二次災害の種類も規模も揃った陸の地震災害の標本が、よりによって御開帳のピーク時に発生した。
 
 善光寺の門前町周辺だけで、三千人程度、稲荷山で千人、松代藩領内で三千人弱、飯山藩領内で五百人以上、上田藩領内で二百人弱、松本藩の池田組などでも六十七人、と八千〜一万人の犠牲者がでた。
 このうち、全国から御開帳参拝者 7〜8000人のうち、生き残った者は約1割とも言われている。

1855 元始 2 ◎ 8/仁王門落慶開帳(江戸時代最後) 安政江戸地震(関東南部)。
死者7,444〜1万人以上。
明治 1891 . ・明治24(1891)5.24 東の門から出火200棟焼失、
. .    6.2 西の門から出火500棟焼失
1906 明治39 ◎ 4/1〜5/20 ● 4月11日 申谷村塩の久保融雪のため地滑り、人家十数戸移転

● 10月2日 降雨により白岩崩落
1912 明治45 ◎ 4/1〜5/20 ● 上田市周辺地震 (M5.1)

● 4月26日 稗田山崩壊、5戸部埋没・流出

● 5月4日 稗田山崩壊

● フ月21〜22日 梅雨により稗田山が堰き止めた湖水決壊、3戸流出

● 中土村白岩で館山の西北部数十町歩、中谷川に陥落

● 9月23日 暴風雨のため南小谷で家屋倒壊ほか被害多数、源長寺も倒壊
大正 1918 大正 7 ◎ 4/1〜5/20 仁王門落慶 大町地震(M6.1 、6.5 )・大町市周辺におい て、家屋全壊、半壊など
昭和 1936 昭和11 ◎ 3/20〜5/20 長野駅仏間型に改築 如是姫像を本堂前より移転 ● 1936年2月26日、二・二六事件

● 浅間山噴火
1965 松代群発地震発生
1979 昭和54 ◎ 4/8〜5/27 ・参詣280万人(年間858万人)
火災により奥書院などが焼失
●10.17〜20 台風第20号 全国(特に東海,関東,東北) 死者・行方不明 115人

● 浅間山噴火
1985 昭和60 ◎ 4/7〜5/26 ・善光寺信仰展 参詣307万人(年間832万人) ● 地附山地すべり

● 8月12日、日本航空123便墜落事故 - 群馬

地附山の地すべりは、7月26日午後5時ごろに発生。
ゆっくりと動き始めた斜面は、巨大な土のかたまりとなって、湯谷団地や特別養護老人ホーム「松寿荘」に押し寄せた。

64棟の建物を押しつぶし、4人にけがを負わせ、26人の尊い命を奪うという大災害となった。
平成 2003 平成15 ◎ 4/6〜5/31 ● 台風第10号・全国・死者・不明者20、負傷者93、浸水2,163・

● 台風第14号・全国(宮古島)・死者3、不明者0、負傷者107、浸水467・

● 台風第15号・沖縄〜関東・死者0、不明者11、負傷者9、浸水1
2009 平成11 ● 台風第9号・九州〜北海道・死者・不明者28、負傷者29、浸水5,217・

● 台風第18号・全国・死者・不明者6、負傷者133、浸水3,310


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