確かに人間性はことの善悪を判断する極めて重要な要素ですよね。ただ、それだけで真の法の正邪を判断しては危険性もある、と思います。
それは釈尊も大聖人様も仰せでです。
■法に依って人に依らざれ
→ あくまで「法」の正邪によって判断するべきであり、「人」の振る舞いや、人柄、能力、魅力・・などなどのみで、「法」を判断してはならない。
■但し法門をもて邪正をたゞすべし。利根と通力とにはよるべからず。
→ あくまで「法門」の道理、教理、を根拠に正邪を判断していきなさい。人の能力や才能や魅力、また、不思議な超自然的な現象や能力などを仏法の正邪を判定するよりどころにしてはいけません。と仰せであります。
もし大聖人様の仏法を真剣に考えるのならば、一度今までの全ての先入観や経験をとりあえず脇に置いて、法の道理、教理を今一度冷静に検証してみる必要が大事ではないでしょうか?
【参照】