私は、妙相寺支部の竹本良一と申します。

まずは本日盛大に催されました広布推進会の大切な会合に於きまして、長年にわたり御隠尊猊下、御法主上人猊下様に対し愚かにも誹謗中傷の限りを尽くしてきました極悪人の私に、もったいなくも御本尊様の御前にて体験発表の機会を与えてくださいました石岡御尊師をはじめ御僧侶方の大慈大悲に衷心より御礼申し上げます。

さて私は、昨年２月１２日に、石岡御住職の下で勧誡をお受けいたしまして、２６年にもわたる長い創価学会人生に決別することが出来ました。創価宗での最終役職は東京都区内最大の人口を擁する世田谷区で支部長をしておりました。

帰伏以降、私は、日蓮正宗から新たに御下付された血脈正しい御本尊様に本来の姿である五座・三座の勤行根本の生活を取り戻し、真剣に唱題する中で、創価員時代に積んでしまった長年の謗法を懺悔しお詫び申し上げ、罪障消滅を御祈念する毎日を過ごしております。

また、仏祖三宝・本門戒壇の大御本尊様の御許（もと）へも、７月２６日に盛大に挙行された「立正安国論正義顕揚７５０年記念７万５千名大結集総会」をはじめ毎月のようにお目通りをさせていただいてきおります。このように大聖人様以来の正統門流である日蓮正宗に生還できたわが身の功徳をしみじみと実感いたしております。

昭和30年生まれの私は現在５４歳ですが、４才～小学校卒業までは、たまたま幼稚園がプロテスタント系であったために外道キリスト教を信奉、そして高校～大学時代は、既に下火となっていた学生運動＝即ちマルクス主義のイデオロギーに染まり過激な学生運動にも参加、

さらには社会人１年目には最初の結婚、たまたま相手方も同じ宗派であったために、浄土真宗西本願寺派の阿弥陀如来像の前にて挙式、その縁で、テープで覚えた観無量寿経を暗記・勤行するまでに、すべてを語りますと長くなりますので省略しますが、その後は四箇格言どおりに母の自殺、同時に自身の商売は破綻、一家離散、そして離婚と念仏無間そのものの日々を送っておりました。

　紆余曲折を経て、昭和５８年にイチ在家信徒団体の創価学会を通して日蓮正宗に入信、多額の負債を抱え、無一文に近いその日暮らしの身から、たちまち大御本尊様の功徳に浴し、バブル景気の波に乗って、世界中を駆け巡るビジネスマンに変身を遂げ、平成２年１２月には再婚を（もちろん正宗寺院にて）果たし、ようやく蘇生の人生の光明が見え始めた矢先に、ご存知の第２次教義逸脱問題が惹起、再婚直後の12月27日の池田某の総講頭の資格喪失にまつわる大騒ぎの渦中にあって、当時男子部の支部幹部でありました私は、翌28日の緊急招集に参加、以降デマとハッタリに翻弄されて昨年まで創価の一員として、正法誹謗の罪業を年々日々積み重ね、ニセ本尊に唱題する模範の？創価員として活動しておりました。反面、そのまわりの皆が常日頃口にする「永遠の師匠」をどうにも尊敬出来ずにいた自身でもありました・・その当時の心境は自分以外の学会員がセンセ～、センセ～とまるでアイドルタレント扱いしている中で、共感できない自分こそがひねくれ者で性根が腐っているのだと無理やり自分に言い聞かせておりました。

　このような私とて、正法誹謗に加担した罪は厳然であり、在職した会社は悉く倒産し、転職の繰り返し、一人娘は小６より１７才の今に至るまでも不登校、引きこもり、そして亭主より池田某に恋い焦がれる女房は立て続けに乳がんを患い、両方の乳房を失うなどなど一家全員が不運のオンパレード。

　それでもこれらは願兼於業であって（創価の言う）現代の一凶＝日蓮正宗を打倒することが宿命転換の唯一の方途と信じ込まされておりました。

　とは言え、池田某を永遠とも信じられず、師匠と思えない自身だけに、いまだ立場上学会員の友人に教えてもらった樋田氏のウエブサイトを見て、初めて知った「ニセ本尊」の事実は脱会のきっかけを与えてもらうには十分過ぎるほどの衝撃を受け、その日の内に樋田さんの携帯に電話している自分でありました。

　さて、そのニセ本尊に汚染された現役時代の支部の悲惨な現状ですが、皆さん真面目に勤行・唱題に、そして啓蒙という美名の下にきついノルマを課せられた聖教新聞の拡張に励み、あげくには子供の貯金箱まで空にして多額の寄付を毎年行うなど、創価流では信心強盛な方ばかりです。

ところが、それぞれの家庭を見渡しますと、統合失調症（精神分裂病）、お子さんの不登校・引きこもり、お子さんのすべてが知的障害者、バリバリ活動していた夫人が徐々にアルツハイマーに侵されるなどなど、重度の心の病が顕著であるだけでなく、くも膜下出血による突然死、脳梗塞による機能障害、幼いお子さんの突然死、末期ガン、難病等々、そしてリストラ、借金苦、家庭内暴力、が年を追うごとに増す一方。

　そんな惨憺（さんたん）たる実情にもかかわらず、支部の方々がなにゆえに、創価の活動にしがみ付いていたのか？　今振り返りますと、皆さん私と同様に平成２年までに総本山大石時に参詣し、、御法主上人猊下に信伏随従する中で賜っていた数多の功徳、すなわち日蓮正宗信徒として僧俗和合で折伏、弘教に励んでいた往時の記憶をかすかに留め、ただ過去の栄華を偲びながらも、三宝を破壊して止まないセンセ?の極悪にまったく気付く様子もなく、聖教新聞、創価新報、支部・地区の教宣部から連呼される宗門批判のガセネタに踊らされ、かつての個々人の宿命転換の一切の根源である戒壇の大御本尊様を忘れ、『永遠の師匠』と詐称し、自画自賛するセンセ?の魔力に魅入られ、正常な判断能力を失ってしまい、悪鬼にマインドコントロールされた集団、それがまさに現下の創価学会員の不幸な実態であることを断言できます。

　先ほども触れましたが、私が勧誡をお受けした理由の１つに、一人娘の長年にわたる「不登校」があります。現在１７歳の娘は、小６の時に一番の仲良しからイジメにあったのをきっかけに

不登校となりました。長引く引きこもりに名医と呼ばれる精神科医や心理学者の治療を受けつつも、まったく改善の兆しすら見えない子供を救うのは『学会活動しかない！』と決意し、早速、地域の名立たる幹部に指導を受けました。　とにかく６年にもわたる不登校・引きこもりの娘を救いたい一心で、上は地元の中心的責任者で聖教新聞社の役員クラスの副会長さんをはじめ、学会本部足下の地域の最高幹部で副会長さん、元全国青年部幹部の本部職員の総区幹部、聖教新聞社勤務や公明党職員のゾーン幹部、学会系の葬儀社に勤務され長年儀典長として数多くの学会葬の導師をされている古参の大幹部、本部外郭系企業の管理職でゾーンの最高幹部などなど、おおよそ面識のある幹部に機会あるごとに指導を受けました。

　その結果、恐るべきことに、指導を受けた上記の主要幹部の家族がことごとく、不登校、もしくは引きこもりであることを、各幹部自らが何の躊躇（ためら）いも無く告白してくださいまし

た。

　一例を申し上げますと

●　息子さんが長年不登校のため、転校させて再起を期すために（学会の）責任地域を異動したにもかかわらず依然不登校。

●　娘さんが長年不登校?社会人の年代の今も精神的に不安定で引きこもり状態。

●　息子さんが創価学園に入学と同時に長年不登校。

●　息子さんが長年不登校?成人しても仕事もできない引きこもり状態。

●　夫人も本部職員であったものの、うつ病とパニック障害のため、当人自身の活動もままならないと愚痴る大幹部。

●　娘さんが創価学園に入学後、（学園生からの）イジメに合い不登校。

●　お子さん（社会人）が不安神経症のため、一人で通勤電車に乗れず父親が同じ職場なので毎日付き添って通勤・帰宅させている。

●　スポーツに励んでいた中学生のお子さんが突然死。

●　夫人が長年のうつ病を苦に自殺。等々、

　以上の実例は、小生の自宅から僅か５キロ圏内という限定されたエリアに住む本部中枢の職員幹部の家庭の有様です。

　皆さん、これらがよもや「ニセ本尊」の害毒などとは知る由もありません。むしろこれらは、今の時代の社会現象として珍しいことではないし、学会活動さえしていればセンセ～に守られて、

いずれは何とかなるだろう・・　というような諦めに似た心境でさえあります。

　私自身も、これら最高幹部と称される家庭の子弟ですら克服出来ない現状に、（現役）学会人当時は正直違和感すら覚えませんでした。

　正宗に帰依した今は、この大幹部の家庭に例外なく現れる恐ろしい現証は、まさしく『ニセ本尊』の大量配布販売、そして代々の猊下より学会員に下付された御本尊の大量ご不敬による現罰以外

の何ものでもないことを痛感させられます。

　ともあれ、この『ニセ本尊』こそ堕地獄の究極の因、当人に現れる以前に罪なき彼らの子弟の身に「若し悩乱する者は頭破れて七分となる」のとおりの現証をもたらすこと必定です。

この恐ろしい現証の他にも、今の創価学会には、座談会等もマンネリで歓喜も失せ、新来者が参加する座談会は奇跡に近く、年中同じ顔を付き合わせて日程消化のための選挙活動が主軸の会合ばかり。　年々膨張する学会員の年貢で生活する多くの幹部の話しも毎回、聖教新聞に掲載済みのセンセ?賛辞の提灯（ちょうちん）ネタとハッタリの繰り返しに辟易。いかに少子高齢化の時代とは言え、お子さんが未来部員として活動する家庭などは稀有な存在。逆に昨年来の登山でお会いする法華講員さんにお子さま連れの多いことに驚かされました。

　幸い日蓮正宗信徒として、再び正法正義に目覚めた私は、これらの害毒被害の事実を覆い隠し、未だニセ本尊大量流布の元凶池田センセ?にぶら下っている本部系職員以下の幹部連中の邪悪を破折し、そして彼らが垂れ流すデマ情報に翻弄されて堕地獄への道をひた走っている迷妄の徒である罪なき学会員さんを、石岡御住職様のご指導の下、いよいよ強盛の信心を奮い起こし断固救って参る決意を固め、猊下より賜りました新たな御命題達成に向けて精進致しております。

　そのような最中、本年の初登山に於いて帰伏後もなかなか成就しない折伏の実現を真剣に御祈念致しましたところ、２０年前に折伏をした鹿児島在住の後輩より下山の途中に電話が入り、年賀状で知った私の脱会劇に共感してくれ、早速上京、晴れて先週14日の木曜に無事、勧誡と御本尊の御下付を賜ることが出来ました。

***今日この場所に来てくれておりますので紹介します***

彼も明日20年ぶりの登山を予定しております。

　昨年来、先輩の樋田さんの応援を得て地域内の主要幹部（副会長クラス以下）宅の訪問を重ねましたものの、　その現実は、ドアチャイム越しに（まるで御用聞きを追い返すように）「ウチは結構

です！」と門前払い。普段の会合では、学会員さん相手に『日顕宗ふんさ?い！』と、威勢良く〝ご指導?される幹部連中に限って、この臆病な体たらく。

　偶然、すれ違う婦人部の大幹部さんも私の姿を見かけるや、いなや自転車で猛ダッシュ。

電話しましても、ハッキリ池田某が生き仏と言えばいいものを『分かってなかったのね～』と捨て

ゼリフだけの有様。

　同じように壮年部の幹部連中も、『この裏切り者！』とか『オマエの師匠は誰だったんだ？』という感情に任せた罵声がほとんど。当然私は「それを言うのなら、七百数十余年にわたり法灯連綿と代々の御法主上人に受け継がれてきた富士の清流を汚し、大聖人の御義を“裏切った”のは他なら池田某であり、“根本の師”は末法の主・師・親三徳を具備される御本仏日蓮大聖人ただお一人であり、さらに大聖人様の法体を伝持遊ばされておられる歴代の御法主上人こそが正法の正師ではないですか！」と即座に回答します。

　最後に帰伏の喜びが日増しに積もる私の近況を申しますと、まず仕事の面では零細企業ながら経営しております社業が、近年の世界同時不況の余波をまともに被り、脱会前には自殺を考えるほどであったのが、勧誡後、特に営業方針を変えたわけでもないのに、不思議なくらいに順調に回復、冒頭に述べました平成2年以前と同様、海外からの新規の事業の申し出に毎月のように外国への出張をこなしております。まだまだ克服すべき個人的な課題も多いのですが、着実に御戒壇様の数多の功徳に浴しながら日々生活させて頂いているということだけは確かです。

立正安国論正義顕揚７５０年の意義深い年に、日蓮正宗信徒として文字通りの再スタート出来たことを最大の喜びと実感し、御金言に「一大三千界のあらゆる有情を殺したりとも、争（いか）でか一仏を殺す罪に及ばんや。法華の心に背きぬれば、十方の仏の命を失ふ罪なり。此のをきて（掟）に背くを謗法の者とは申すなり」（新池御書）とございますように、今、ニセ本尊による国中の大謗法に気付かぬ烏合の衆と化した創価の徒を一人でも多く救ってまいる決意です。

なにぶん時間の関係で申し足りないところもございますが、詳しくは本日持参しました私の体験談のチラシをご覧頂ければ幸いでございます。

長時間のご静聴有難うございました。