反論　３　

あまりに馬鹿馬鹿しくて、開いた口が塞がらない、とはこういう時か。

しかし、読めば読むほどに、貴殿等の頭がいかに悪いことかがいよいよ鮮明になってくるではないか。

では詳細に微塵切りにしていきましょうか。

▼　邪難

▼　2.大聖人様は神社の参詣を認められている

三沢抄　１２０４項（※１）　尼ごぜんが氏神参りのついでに大聖人様に逢いにいかれたとき。

大聖人様はあくまでもなにかのついでに逢いに来た人間には逢わないと言われているが

氏神参りのことは一切咎めていない。（※３）

さて、佐渡（※２）まで大聖人様を慕い足を運ばれた尼ごぜんが謗法を犯していたとでもいうのか？ < div>

そのうえ日蓮正宗ではこの話の内容を、湯治のついでだからあわなかったことになっている。

なぜ読めば誰でもわかることなのにこんな見え透いた嘘をついてまでごまかさなければならないのか？

●　破折

① 　※１　「項」については「前”項”」で破折した通り。

これは「頁」です。

恥の上塗りをするはめになりましたね。

② ※２　そもそも、三沢抄は建治四年二月二十三日御作ですから、身延でのご執筆です。

はい、残念でした！佐渡ではないんですね。　

貴殿等は、初歩の初歩で蹴躓きました。

ああ、恥ずかしい！みっともないですね。(>_<)

③ 更に、内房の尼御前については詳細の伝はなく、当然「佐渡に大聖人へ参詣に行かれた。」などということを裏付ける何の証拠もありません。

大恥かきましたね。実に惨めです。

④ では本題である※３にいきますか。

まず当該御文

■　又うつぶさ（内房）の御事は御としよ（年寄）らせ給ひて御わたりありし、いた（痛）わしくをも（思）ひまいらせ候ひしかども、うぢがみ（氏神）へまい（参）りてあるつ（次）いでと候ひしかば、げざん（見参）に入るならば定めてつみ（罪）ふかヽるべし。其の故は神は所従なり、法華経は主君なり。所従のついでに主君へのげざん（見参）は世間にもをそれ候。其の上（うえ）尼の御身（おんみ）になり給ひてはまづ仏をさきとすべし。かたがたの御とが（失）ありしかば、げざん（見参）せず候。此又尼ごぜん一人にはかぎらず、其の外の人々も、しもべ（下部）のゆのついでと申す者を、あまたをひかへ（追返）して候。尼ごぜんはをや（親）のごとくの御としなり。御なげきいたわしく候ひしかども、此の義をし（知）らせまいらせんためなり。

次に、大聖人が「一国謗法の時は諸天は天に昇り去って、その社に悪鬼が乱入するかを説かれた御文を挙げてみましょう。

■　此の国は謗法の土なれば、守護の善神法味にう（飢）へて社（やしろ）をすて天に上り給へば、悪鬼入りか（替）はりて多くの人を導く。仏陀は化をやめて寂光土へ帰り給へば、堂塔寺社は徒（いたずら）に魔縁の栖（すみか）と成りぬ。（新池御書　　　弘安三年二月　　五九歳　1458「頁」）

■　天照大神・八幡大菩薩天に上らせ給はゞ、其の余の諸神争でか社に留まるべき。縦（たと）ひ捨てじと思（おぼ）し食（め）すとも、霊山のやくそく（約束）のまゝに某呵責（かしゃく）し奉らば、一日もやはかおは（御座）すべき。（中略）社をば捨て給ふ。然るに此の国思ひの外に悪鬼神の住家となれり。哀れなり哀れなり。（1460）

■　国中守護の諸大善神、法味を喰（くら）はずして威光を失ひ、国土を捨て去り了んぬ。悪鬼便りを得て災難を致し、結句他国より此の国を破るべき先相と勘（かんが）ふる所なり。（安国論御勘由来　　　文永五年四月五日　　四七歳　368）

以上の御文に明らかな如く、大聖人様は間違いなく神社の社殿には悪鬼が乱入していると断定されている。

では、三沢抄の御表現はいかに解すかと云えば、まさに善巧方便により、信仰の浅い信徒を将護されつつ、善導されるご配慮と拝するのである。

まず、対告衆は、駿河(するが)の国（静岡県）の住人、三沢小次郎（一説には小次郎の孫「昌弘」）である。

この三沢氏については、詳細は不明。

本国は淡路（兵庫県）と伝えられ、駿河の国、富士郡三沢村に領主として移り、大聖人様に帰依した方。

三沢氏はその立場から、幕府の嫌疑(けんぎ)がかかることを意識してか、大聖人様の弟子であることを公言していなかったようである。

それは本抄の、

■　「只いつわ(偽)りをろ(愚)かにてをはせかしと申しゝぎ(儀)こそ候べけれ」

との仰せから窺(うかが)うことができ、大聖人様も一往は世間に信仰を隠すことを認(みと)めておられたようである。

この状況から考察できることは、同じような立場にあった四条金吾殿や南条時光殿などに比べ、あまり強い信仰ではなかったと言えるであろう。

この対告衆の信心の姿勢を鑑みないで、御書を拝読することは、まさに無智で幼稚な御書読みとなる。

貴殿等の今回の見解がその良い例である。

この信仰未熟の三沢殿に、神天上法門をそのまま直ちに説いても理解できないというご判断があられたと拝せられる。

であるから、主従関係が徹底している武家社会で生きている三沢殿に、「仏が主、神は所従」　という理解しやすい道理を用いて、暗に神社参詣を止めていると拝するのである。

もちろん、当事者である内房の尼御前も、神天上法門が理解できないが故に、神社詣でなど平気で行ってしまう訳だから、その信心の程度が自ずと知れるというものである。

（まさに貴殿等も同レベルの信心ということですな。

おっと、退転したのだから、もっと信心のレベルは低い、、どころかゼロより悪いマイナスってことですね。

信仰レベル　マイナス　実にみっともない姿である。）

そう拝せば、他の御書の「悪鬼乱入の神社」という御指南との整合性も取れる。

が、貴殿等のような皮相的、短絡的な解釈だと、他の御文との整合性が全く取れない。

貴殿等の解釈では、別の御書との間で、真逆の御指南ということになり、これについての整合性のとれた説明が全くできない。

貴殿等の読み方はまさに表面の文にのみ囚われ、その奥の義とか道理が読めないのである。

■　明者は其の理を貴び闇者は其の文を守る。

まさにこの破折の通りの愚かさであり、愚見である。

一般世間でも、「木を見て森を見ず。」と言う、浅見の者を指弾した言葉にそのまま突き刺されているのである。

目先の事に囚われて全体観が見えないのである。

そういう浅はかな根性だから、日蓮正宗の正統な信仰から転落・退転するのである。

実に愚昧・無智・幼稚・浅薄である。

そういう者は、仕事も何をやっても大成しないのである。

いつも貧乏ったらしい生活を続けるはめになるのである。

ああ、惨め！

おお、恥ずかしい！

少しは自らの惨めな生活を見つめ直し、生き方そのものを反省すべきである。

実に汚らしい生き様であることを自覚すべきではないか？