■ 「一念三千の法門をふ(振)りすす(濯)ぎたるは大曼荼羅なり。当世の習ひそこなひの学者ゆめにもしらざる法門なり。」(草木成仏口決)
この御文もよくよく拝すると、草木成仏 開眼供養の義を暗に述べられているものと拝する。
■ 一念三千の法門を
→ 草木成仏、非情成仏の原理が説かれている一念三千の法門(教義)を
■ ふ(振)りすす(濯)ぎたるは
→ 振り濯ぐ という、何らかの行為を行うと、
■ 大曼荼羅なり。
→ 一切衆生を救済する本尊としての十界文字曼荼羅となる。 ←草木成仏して現実に衆生を教化できる「生身の仏」=「本尊」となる。
■ 当世の習ひそこなひの学者ゆめにもしらざる法門なり。
→ まさに、駄犬のようなゴミ・カス・小虫などの夢にも知らない、絶対に理解などできようはずのない 深秘の御法門である。
つづく