『当流行事抄』日寛上人
「吾が富山のみ蓮祖所立の門流なり。故に開山已来化儀化法、四百余年全く蓮師の如し」(六巻抄一九三n)
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『報福原式治状』 日寛上人 (原文は漢文)
林氏勤行の次第を尋ねられ候。当山行事の次第、
初座は 十如 寿量 諸天供養、
二座は 十如 世雄 寿量 本尊供養、
第三座は 十如 寿量 祖師代々、
四座は 十如 寿量 祈祷、
五座は 十如 寿量 法界回向 なり。
是れ則ち 丑の終わり寅の始 の勤行なり。
若し黄昏は
初座 十如 寿量 本尊供養、
二座 十如 寿量 祖師代々、
三座 自我偈三巻 法界回向なり。
若し堪えたらん人は本山の如く相勤むべし。
若し爾不んば 十如 自我偈 題目なりとも 五座三座の格式 相守るべし。
但し仕官の身 公用抔(など)の時は乃至題目一遍なりとも右の心向けに相勤むべしと御伝え候可く候