『生死一大事血脈抄』　（文永九年二月一一日　五一歳　513）　→　別付嘱を元とした総付嘱について説かれた御書

【証明】　参照【かつての創価学会論文】

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①　■生死一大事血脈とは所謂（いわゆる）妙法蓮華経是（これ）なり。其の故は釈迦多宝の二仏、宝塔の中にして上行菩薩に譲り給ひて、此の妙法蓮華経の五字過去遠々劫（おんのんごう）より已来寸時（このかたすんじ）も離れざる血脈なり。

→　この御文に既に生死一大事の血脈の根本義が明示されておられる。（大聖人は御書の冒頭に主なる結論をまず表示される形態が多い）

生死一大事の血脈　＝　妙法蓮華経　（→三大秘法→一大秘法→戒壇の大御本尊）

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【例証】　別付嘱を示す御文

■釈迦多宝の二仏、宝塔の中にして上行菩薩に譲り給ひて

→　釈尊　→　上行菩薩への別付嘱　（→三大秘法→一大秘法→戒壇の大御本尊）

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②　■　久遠実成の釈尊と、皆成仏道の法華経と、我等衆生との三つ全く差別無しと解（さと）りて、妙法蓮華経と唱へ奉る処を生死一大事の血脈とは云ふなり。此の事但日蓮が弟子檀那等の肝要なり。

→　日蓮大聖人（上行再誕）　→　別付嘱（三大秘法→一大秘法→戒壇の大御本尊）　を所持なされている方

■日蓮が弟子檀那等の肝要なり

→日蓮大聖人（別付嘱をうけられた方）の弟子・檀那においての肝要な生死一大事の血脈　ということ。

別付嘱をうけられた方の「弟子（出家僧）・檀那（在家信徒）」でなければ全く意味を成さない。

ここに別付嘱（日蓮大聖人）から開かれて弟子・檀那へ総付嘱としての血脈の意義が生じる原理原則が明確に説かれている。（この意義が読めないのはただ法門に暝い、妄執者ということ）戻る

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③　では、大聖人滅後、別付嘱はどうなるのか？

■日蓮一期（いちご）の弘法、白蓮阿闍梨日興に之を付嘱す、（中略）血脈の次第　日蓮日興　（日蓮一期弘法付嘱書　弘安五年九月　六一歳　1675）

→　大聖人滅後は唯授一人・血脈相承によって第二祖日興上人へ別付嘱されたことの明証

→　別付嘱というものは唯授一人・血脈相承によって伝持されることをお示しになられた確たる証拠

→　「釈尊　→　上行（再誕日蓮大聖人）　→　日興上人」　＝　「先師」　→　「当代」　→　「唯一人の弟子」　という原型を示された

→　別付嘱はこの原型に則り末法万年尽未来歳まで伝持されていく。

→　どの時代であってもその時代の別付嘱を伝持される方（＝御法主上人）を師と仰ぐ「弟子・檀那」でなければ生死一大事の血脈は流れ通わない。

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③■謗法不信の者は「即断一切世間仏種（そくだんいっさいせけんぶっしゅ）」とて、仏に成るべき種子を断絶するが故に、生死一大事の血脈之（これ）無きなり。

→　謗法とは？　→　■凡そ謗法とは謗仏謗僧なり。三宝一体なる故なり。（真言見聞）

→　別付嘱を伝持される御法主上人を謗っている者（謗僧行為＝謗法）には生死一大事の血脈など全く流れ通わない。
それどころか「即断一切世間仏種」で間違いなく無間地獄行き。

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④■総じて日蓮が弟子檀那等自他彼此（じたひし）の心なく、水魚の思ひを成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱へ奉る処を、生死一大事の血脈とは云ふなり、然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり。若し然らば広宣流布の大願も叶ふべき者か。

→　■　総じて＝訳・全般の傾向として。一般に。概して。　→　総付嘱の意義の辺を示されておられると拝する。

→　■　日蓮が弟子檀那　→　既述

→　やはり、御法主上人を師と仰がない者どもには、この御文の意義は全く生じない。

→　弟子＝僧侶　　檀那＝在家信徒　　　　この僧侶と在家信徒が、双方　「自他彼此（じたひし）の心なく、水魚の思ひを成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱へ奉る処を、生死一大事の血脈とは云ふなり、然も今日蓮が弘通する処の所詮是なり。若し然らば広宣流布の大願も叶ふべき者か。」　とおおせなのである。

僧侶と在家信徒が異体同心して南無妙法蓮華経と自行化他の題目を唱え弘めていくところこそ、生死一大事の血脈が流れ通うのである。

弟子＝僧侶　檀那＝在家信徒

【用例】

■　愚癡の道俗之を仰ぐこと仏の如く、弟子の偏執遥かに其の師に超へ、檀那の邪見弥本説に倍せり。（南都の奏状　162）

■　其の弟子其の檀那等も亦以て此くの如し。

■　師堕つれば弟子堕つ、弟子堕つれば檀那堕つ（320）

■　師も弟子も檀那も悪道に堕つること箭を射るが如し。（1508）

■　我が門弟並びに檀那等の中に、（1559）

■　伝教大師六宗の弟子檀那等を呵責する語に云はく「其の師の堕つる所弟子も亦堕つ。弟子の堕つる所檀越亦堕つ。（1562）

■　一、若輩たりと雖も高位の檀那より末座に居くべからざる事。

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⑤■剰（あまつさ）へ日蓮が弟子の中に異体異心の者之有れば、例せば城者として城を破るが如し。

→　まさに創価学会・顕正会など、別付嘱を伝持される御法主上人に信順できない「異体異心」の者どもは広宣流布を妨げる魔の郡族である。

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⑥■日本国の一切衆生に法華経を信ぜしめて仏に成る血脈を継（つ）がしめんとするに、云々

→　上行再誕日蓮大聖人（別付嘱を所持）が■日本国の一切衆生に法華経を信ぜしめて仏に成る血脈を継（つ）がしめんとする。とは、一往当時の衆生への総付嘱を表示され、再往は末法万年への別付嘱を密示せられた御文と拝する。

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⑦■只南無妙法蓮華経釈迦多宝上行菩薩血脈相承と修行し給へ。

→　ここもまさに、上行菩薩への血脈相承＝別付嘱（＝三大秘法＝一大秘法）を明示され、しかもそのこと常に案じ念じることの修行をせよ。との歴然たる御文ではないか。

→　唯授一人・血脈相承の御法主上人を罵詈雑言する創価学会・顕正会などに生死一大事血脈など全く無縁の世界である。

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⑧■信心の血脈なくんば法華経を持（たも）つとも無益なり。

→　まさに、唯授一人・血脈相承・別付嘱への信心なくしていかに題目を唱えても、全く無益。
それどころか三宝誹謗の咎により、今生には不祥の災難を招き、後生には無間地獄必定である。

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【かつての創価学会論文】（※▼「当時は宗門へ気遣っての発言だった。」とぬけぬけと言う無知愚昧な者へ

→　●かつての教義解釈を何の公式謝罪もなく変更するなど正当な宗教団体としてはあり得ない愚行である。

→　教義に一貫性がない、ご都合主義の日和見団体、不定見でその場限りのいい加減な集団、ということである。

もし、以下の論文が間違っていたとすればその当時の会員全員へ謗法の教義を広めていたことになり、それ自体で創価学会は謗法団体だったことを自ら認めることになる。

また以下の論文が正しいとすれば今の創価学会の謗僧行為は全くの大謗法ということになる。

この大矛盾を創価学会はどう説明するのか？呵々大笑

こいう論理が解らなくなっている者のことを”頭破作七分”というのである。

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▼『大白蓮華』

「この（※生死一大事血脈抄の）御文は、別しての『法体の血脈』を大前提としての、総じての『信心の血脈』について、お述べになったものと拝される。
（中略）ゆえに『法体の血脈』と『信心の血脈』を混同するようなことがあってはならないのである」（昭和五五年三月号六九㌻）

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▼『日蓮大聖人御書講義』創価学会版

「もとより血脈には、唯授一人の別しての法体の血脈と、総じての信心の血脈とがあり、ここで仰せられているのは、総じての信心の血脈であることはいうまでもない」（生死一大事血脈抄講義・30上132）

「今日、日蓮大聖人を御本仏と仰ぎ、三大秘法を正しく信受することができるのも、ひとえに日蓮大聖人、日興上人以来、総本山大石寺歴代の御法主上人が伝持される法体の血脈による御指南、御威徳によるものであることを銘記しなければならない。
（中略）
『総じて日蓮が弟子檀那等（中略）異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり』の御文は、別しての『法体の血脈』を大前提として、総じての『信心の血脈』について述べられたものである」（三〇上―五九㌻）

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▼『大白蓮華』

「よく信心の血脈を問題にする者がいる。生死一大事血脈抄に『信心の血脈なくんば法華経を持つとも無益なり』とある文をもって、信心さえあればよいとする立論である。誰でも自由に継承できるなどというのはこれだ。（中略）有名無実の信心をふりまわして、付属相承を否定するは、総別の二義に迷惑し、師弟相対の深義に暗く自ら混乱を好む仕わざではないか」（昭和四一年九月号三五㌻）

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▼『特別学習会テキスト』創価学会発行

「この別しての法体の血脈相承は『身延相承書』に『血脈の次第　日蓮日興』と仰せのごとく、第二祖日興上人にすべて受け継がれ、以後、血脈付法唯授一人の御法主上人が伝持あそばされるところであります。
同抄に『総じて日蓮が弟子檀那等・自他彼此の心なく水魚の思を成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり』の御文は『別して』の法体の血脈を大前提としての『総じて』の信心の血脈を仰せなのであります。
ゆえに、代々の御法主上人猊下の御内証によってお認めの御本尊を受持していくことが正しい信心の在り方であり、総じての生死一大事の信心の血脈となるのであります。
ゆえに、別しての法体の血脈相承と、総じての生死一大事の信心の血脈とは、その意味に違いがあることを確認しておきたいと思います」（二七㌻）

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▼『聖教新聞』

「歴代の御法主上人のご内証は、日蓮大聖人と日興上人の唯我与我の御境地をそのまま伝持せられていることである。
この二つの根本（※戒壇の大御本尊と血脈付法の歴代上人のご内証）と、日蓮正宗の三宝、すなわち仏宝＝御本仏・日蓮大聖人、法宝＝大御本尊、僧宝＝日興上人――とは、同じ意義をもっている」（昭和五四年六月二日付）