東日本大震災で被災された方々へ

東日本大震災で被災された方々、また殉難された方々、心よりお見舞い申し上げます。
日々、被災された皆様の一日も早い復興への御祈念と、殉難された全ての方々への追善回向を真剣にさせていただいております。
また、折々には殉難された方々の全精霊の塔婆供養もさせていただいて、日蓮正宗の御僧侶による追善回向をお願いしております。
非力な自分ですが、精一杯の気持ちを込めて御本尊様へ御祈念申し上げております。
御本尊様の広大なお力が必ずや皆様方の活力として顕れておられることと確信しております。




東日本大震災を眼前にして

             日蓮正宗法華講員 樋田 昌志

 文明が発達し安心快適な生活を多くの国民が何の疑いもなく享受していたこの現代の日本に、まさかの未曾有の大災害である東日本大震災が現実に起きました。
この震災で、直接に被害を受けられた方がた、そして原発問題など、その”余震”をさらに受け続けている方々を含め、これは日本国民一同が受けた、まさに「国難」であることは日本人なら誰もが感じていることでしょう。

これは仏法の眼から見たならば、まさに鎌倉時代の"正嘉の大地震"に匹敵する大災ではないかと思うのであります。

日蓮大聖人様の立正安国論の冒頭のお言葉

    立正安国論   文応元年七月一六日  三九歳

 旅客来(き)たりて嘆(なげ)いて曰(いわ)く、近年より近日に至るまで、天変・地夭(ちよう)・飢饉(ききん)・疫癘(えきれい)遍(あまね)く天下に満ち、広く地上に迸(はびこ)る。牛馬巷(ちまた)に斃(たお)れ、骸骨(がいこつ)路(みち)に充(み)てり。死を招くの輩(ともがら)既に大半に超(こ)え、之(これ)を悲しまざるの族(やから)敢(あ)へて一人も無し。(234)

・・・・牛や馬などの動物達が亡くなり、その骸骨が道々に溢れ、市・町・村の住民の半数以上の方々が亡くなってしまった。・・・

この御文の通りの姿が、まさかこの文明の進んだ現代において現実に起こるとは、誰もが予想し得ないことでした。
この惨状を、我が身で体験し、家族・親類が体験した方々におきましては、言葉に尽くせないほどのご苦労があり、
また、被災地以外の国民も、被災地の惨状やご苦労を、日々の報道などから知らされて、深い同情とともに悲痛な想いに駆られない方は一人もおられないことでしょう。

この大災害の根本原因はいったいどこにあったのか。

大聖人は鎌倉時代、何年来の災難を深く哀しまれ、その根本原因を究明され、当時一国に最大に広まっていた念仏宗(をはじめとする一切の誤まれる宗教の本尊と教義)こそが、その元凶であると喝破せられ、

◆ 如(し)かず彼(か)の万祈を修せんよりは此の一凶(いっきょう)を禁ぜんには。
(様々な宗派で祈りを幾らしても無駄であり、詰まるところ、一番広まっている邪宗・謗法を禁止・廃絶しなくては、一国の安泰はあり得ない)

と厳しく仰せられたのです。


翻って、今回の大震災の根本原因を、現時の日本の状況から考えますと、

今日本で一番大きな宗教団体はどこか?
政治・政権や経済界に大きな影響力を持つほどの宗教団体はどこか?

誰もが知っています。
それは「創価学会」であります。
もし、創価学会が正しい宗教であり、その本尊と教義が正当であるならば、800万世帯を公称する、これほど多くの会員数を誇っているのですから、日本国は法界に所する諸天の加護を大きく受けて、

◆ 吹く風枝をならさず、雨土くれをくだ(砕)かず、(如説修行抄)

との、安穏な国土の一分を現出しているはずであります。

にもかかわらず、このような世界的にも未曾有な、もちろん我が国としても、まさに第二次世界大戦以来の最大規模の国難が起きた、ということは、日本最大の宗教団体である創価学会の、宗教としての在り方と、「本尊と教義」の是非を真摯に考えてみる必要があるのではないでしょうか。

宗教の一番根本を為すものは、「本尊」であります。
本尊こそが一切の教義・信条・活動・修行の根幹であり、出発であり帰趨・帰着するところであります。

この本尊がもし不当なものであれば、当然その修行も活動も一切が正しいものではなく、結果、その人の人生は次第次第に取り返しのつかない惨憺たる状況となるのであります。

創価学会員の皆さん。
ご自分・御家族・周りの学会員・幹部の家庭・・・などなど、冷静に見つめてみてください。
どうですか?

 ● やる気が出ない  ● 引きこもり  ● 鬱病  ● 自殺 
       ● ガンの多発  ● 大事故の多発  ● 突然死  ● 最愛の人を亡くす 
            ● 火事  ● 犯罪者が多い  ● 犯罪に巻き込まれる  ● 精神障害 
                 ● ペットの異変・異常死  ● 破産・倒産  ● 経済苦  
                      ● 離婚・一家不和  ● 人格破綻  ● 脳機能障害  

というような現証が増えていませんか?
否、率直に言って、このような現証だらけ、ではありませんか?

このような悲惨な状況は一体何が原因で起きるのか?


平成5年 創価学会は自分たちの「本尊」を作成し、全国の学会員へ頒布し始めました。

平成7年1月17日 忘れもしない阪神大震災。

この前日・前々日と、長田区(この震災で"一本部(4支部)消滅"というほどの壊滅的被害を被った地区)中心に、1000体以上もの日蓮正宗の御本尊が不当に回収され、学会版の本尊に交換されました。(この時、奪取された日蓮正宗の御本尊の行方は未だ不明です)

そしてその翌朝早暁の5時46分 あの惨状は起きたのです。

もし、学会の本尊が本当に御仏の心に叶うものであったならば、それが大量に流布された直後に、あのような大災害が起こるものでしょうか?


そして、16年の歳月が過ぎ、今回の大震災です。

今年平成23年は、あの時の殉難者の方々のまさに17回忌に当たる年です。

これが何を意味するのかは我々が軽々に判断できるものではありません。
が、ここに何か深い因縁・因果を感じるのは私だけでしょうか?

私たちは、ここでもう一度、この災難興起の由来を真剣に考えて見なければなりません。
これはもう、法華講員も、創価学会員も、そのような括りではなく、全ての日本国民の問題であります。

まさに、日本国に間違った本尊が大量に存在する、この事がこの大災害の根本的な原因であると、いよいよ気がつくべきなのではないでしょうか?

邪な本尊は、小を取れば一家の不幸 大を見れば国が滅びんとするほどの悪しき力を、現実に持っているのであります。

創価本尊が頒布されて約18年。
その創価本尊が自分の家の仏壇に祀られてからの歳月に起こった、自らの生活を振り返って見てください。
大切な家族を冥々に不幸に落とし、そして大を見れば国が大きく傾くほどの大災害が、国民全てが生活全般の拠り所とする、この日本国にとうとう起きてしまったのであります。

どうか、今一度、立ち止まって、じっくり考えてください。

今、ここで本気で、「創価本尊こそが不幸の根源である!」と、創価学会員も法華講員も共々に深く気づき、創価本尊を換えなければなりません。

このまま、災難の根本原因である創価本尊の撤去に、こぞって真剣に取り組まなければ、今後、日本国が二度と立ち上がれないほどの大きな大災害が起きてしまうかもしれないのです。

大聖人様は立正安国論で、釈尊の経典の原理から、一国に邪な本尊や教義が広まると、七つの難が起こることを論証し検証され、当時、正嘉の大地震などを含め、既に5難は起きており、ここでその邪教を退治しなければ次に起こる二難を預言されております。
それが有名な、自界叛逆(ほんぎゃく)難 と 他国侵逼(しんぴつ)難です。
つまりこれは、内乱・内戦と、他国から攻込まれる ということであります。

これは、当時、北条時輔の内乱・そして蒙古の襲来として実際に起こったのであります。


ここ数年、政権の過剰で頻繁な交代劇  ロシア・中国 北朝鮮の不穏な動き・・ 世界経済の日本への圧迫・・

今、我々日本国民が災難の根本原因の撤去に真剣に取り組まなかったならば、残るこの二難が起こるであろうことは、大聖人様の御預言に照らして必定と言わなければなりません。

因果の法則は三世変わることなし。 であります。

まさか?ではありません。
まさか?と思うような、考えもしなかった大災害が16年の間に既に我が国に2回も起きたのであります。

◆ 先難是(これ)明らかなり、後災(こうさい)何ぞ疑はん。若し残る所の難(なん)悪法の科(とが)に依って並び起こり競ひ来たらば其の時何(いかん)が為(せ)んや。(中略)而るに他方の賊来たりて其の国を侵逼(しんぴつ)し、自界叛逆(ほんぎゃく)して其の地を掠領(りょうりょう)せば、豈(あに)驚かざらんや豈騒がざらんや。国を失ひ家を滅せば何(いず)れの所にか世を遁(のが)れん。汝須(すべから)く一身の安堵(あんど)を思はゞ先ず四表の静謐(せいひつ)を祈るべきものか。

(経文に預言されている七つの難のうち、地震などの大災害は既に起きた。まだ起きていないあとの二つの難が起きることをなんで疑うことができようか。
残る二難である、内乱・内戦・戦争・外国からの外圧などによる経済破綻などなどが、悪法を放置することによる悪果報によって一遍に競い起ってきたならば、その時、非力な我々は一体どのようにしてそれを回避し防ぐことができようか。
他国が本当に武力をもって我が国を占領したり、また内戦によって国内で領土の奪い合いなどが起こった時、我々は驚き恐れ惑い戦慄くしか術がないではないか。
住む故郷を追われ、家も無くしたならば、一体、どこに安住の地を求めるというのか。
我々は自分と、そして家族の幸せを真剣に思うならば、まずは何をさておいても、一国の安穏を祈り、その実現の為に行動しなければならない。)

この御文がこれほど的確に現出するとは、まさに誰も信じていなかったのであります。
その油断・慢心が今回の災難の遠因とも言えるのではないでしょうか。

自身の本当の幸福を願うのならば、まず第一に、国土の安泰を願い、そのための行動を起こさなければ、一家の幸福など一夜にして全て灰燼に帰してしまうのであります。
このことの悲惨さは既に眼前の惨状として我々は体験したのであります。

どうか、創価のみなさん。
今お宅に安置されている本尊を、日蓮正宗の血脈正しい正統な御本尊に交換してください。
それが一国を救い、皆様の家庭が平和になれる、唯一の道なのであります。

法華講員の皆さん、我々が、今一層、誤った本尊に対しての破折撤去に精励しなくては、我々自身が安穏でいられる保証はない、と深く銘記すべきであります。
"どんな災害が起きても、法華講員だけは護られるはず・・・"
などという自己中心的で甘い楽観は既に打ち砕かれたのであります。

今回の大震災で生き残った我々が、一国を覆い尽くす邪教・謗法の撲滅、つまりは"現代の一凶"である創価本尊に対して真剣にその撤去の行動を起こすことが、この震災で殉難され尊い命を亡くされた方々への追善回向として為すべき正しい道の一分となることを深く考えなくてはなりません。

どうか、どうか、創価の皆さんも、法華講の皆さんも、この国難を前にして、心を大きく開いて、共々に国の為、家族の為、子孫の為に、現代の一凶である「創価作成の本尊」をこの国から無くそうではありませんか。

どうか、よろしくお願いいたします。