●総別
▲『曾谷殿御返事』
「釈尊より上行菩薩へ譲り与へ給ふ。然るに日蓮又日本国にして此の法門を弘む。又是には総別の二義あり。総別の二義少しも相そむけば成仏思ひもよらず。輪廻生死のもとゐたらん。(中略)法華経の大海の智慧の水を受けたる根源の師を忘れて、余へ心をうつさば必ず輪廻生死のわざはひなるべし。但し師なりとも誤りある者をば捨つべし。又捨てざる義も有るべし。世間仏法の道理によるべきなり」(新編一〇三九㌻)
▼『日蓮正宗創価学会批判を破す』創価学会版
「第一に日朗が「日蓮大聖人から血脈相承、師資相承を受けた」といっている。相承には総別の二義がある。総付嘱においては、六老僧をはじめ、全部受けただろうが、唯授一人の別付嘱・法体付嘱においては、第二祖日興上人のみが受けられた。『総別の二義少しも相そむけば成仏思もよらず』との御文をよく考えよ。しかして日朗師は別付嘱を受けなかったことは明白である」(一六八㌻)