五大部(あるいは御真蹟も含む)だけで大聖人の仏法の全てを判釈できるのか?


報恩抄に曰く
■ 問うて云はく、天台伝教の弘通し給はざる正法ありや。
答ふ、有り。求めて云はく、何物ぞや。
答へて云はく、三つあり、末法のために仏留め置き給ふ。
迦葉・阿難等、馬鳴・竜樹等、天台・伝教等の弘通せさせ給はざる正法なり。
求めて云はく、其の形貌(ぎょうみょう)如何(いかん)。
答へて云はく、
一つには日本乃至一閻浮提(えんぶだい)一同に本門の教主釈尊を本尊とすべし。所謂(いわゆる)宝塔の内の釈迦・多宝、外(そのほか)の諸仏並びに上行等の四菩薩脇士(きょうじ)となるべし。
二つには本門の戒壇
三つには日本乃至漢土月氏一閻浮提に人ごとに有智無知をきらはず一同に他事をすてヽ南無妙法蓮華経と唱ふべし。此の事いまだひろまらず。  

この
■ 「二つには本門の戒壇」 とは具体的にはどういうものか?
五大部もしくは御真蹟のみで説明してみよ。

参考 戒壇が必要な御指南

■ 吾が師伝教大師、三国に未だ弘まらざるの円頓の大戒壇を叡山に建立したまふ。
此偏(ひとえ)に上薬を持用して衆生の重病を治せんと為(す)る是なり。(曽谷入道殿許御書 文永一二年三月一〇日  五四歳 真蹟) 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

御真蹟だけで、日々の勤行の仕方を説明せよ

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

数珠はどうすればいいのか、御真蹟だけで説明せよ

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■ 此の人は守護の力を得て本門の本尊妙法蓮華経の五字を以て閻浮提に広宣流布せしめんか。(顕仏未来記 文永一〇年閏五月一一日  五二歳 身延曾存)
この本門の本尊とは何か?

本尊 題目

■ 但理具(りぐ)を論じて事行(じぎょう)の南無妙法蓮華経の五字並びに本門の本尊、末だ広く之を行ぜず。(観心本尊抄)

題目 本尊

■ 天台・伝教は之を宣(の)べて本門の本尊と四菩薩戒壇・南無妙法蓮華経の五字と、之を残したまふ。(法華行者値難事 文永一一年一月一四日  五三歳 真蹟)

本尊 戒壇 題目

■ 問うて云はく、如来滅後二千余年に竜樹・天親・天台・伝教の残したまへる所の秘法何物ぞや。答へて曰く、本門の本尊戒壇と題目の五字となり。(法華取要抄 文永一一年五月二四日  五三歳 真蹟)

本尊 戒壇 題目  (本門の本尊 本門の戒壇 本門の題目)

この「本門の本尊」「戒壇」「南無妙法蓮華経の五字」 を御真蹟のみで詳細に説明せよ。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

法身とは法身如来、般若とは報身如来、解脱とは応身如来なり。我等衆生無始曠劫(むしこうごう)より已来此の三道(※煩悩・業・苦)を具足し、今法華経に値(あ)ひて三道即三徳(※法身・般若・解脱)となるなり。(始聞仏乗義    建治四年二月二八日  五七歳 真蹟)

これが具体的にはどうするのか説明せよ。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

毒と云ふは何物ぞ、我等が煩悩・業・苦の三道なり。薬とは何物ぞ、法身・般若・解脱なり。「能以毒為薬」とは何物ぞ、三道を変じて三徳と為すのみ。天台云はく「妙は不可思議に名づく」等云云。又云はく「夫(それ)一心乃至不可思議境(ふかしぎきょう)の意此(ここ)に在り」等云云。即身成仏と申すは此是(これ)なり。(始聞仏乗義    建治四年二月二八日  五七歳 真蹟)

この即身成仏となるにはどうすればいいのか。具体的に説明せよ。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

妙楽云はく「若し三道即ち是三徳と信ぜば尚能く二死の河を度(わた)る。況んや三界をや」云云。末代の凡夫此の法門を聞かば、唯我一人のみ成仏するに非ず、父母も又即身成仏せん。此第一の孝養なり。(始聞仏乗義    建治四年二月二八日  五七歳 真蹟)

父母を即身成仏させるにはどうするのか?具体的に説明せよ。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

木画(もくえ)の二像に於ては、外典内典共に之を許して本尊と為す、其の義に於ては天台一家より出でたり。草木の上に色心の因果を置かずんば、木画の像を本尊に恃(たの)み奉(たてまつ)ること無益(むやく)なり。(観心本尊抄)

これはどういうことか?説明せよ。

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■