末期ガンの学会員を訪ねてきました。

昨年12月に友人(学会地区部長)の会社に立ち寄った時、男子部時代に同じ地区だっ
たI君の奥さんが「末期ガン」だと教えられました。友人には私が脱会したことを未
だカミングアウトしていないので学会内部のことをすらすらと話してくれます。I君
は友人の折伏で入った人で、友人は私の折伏で入りましたので「孫」になります。奥
さんは同じ地区の女子部出身で非常に可愛い人でした。二人の事はよく知っていまし
たので奥さんが末期ガンになってしまったという話は非常にショックでした。早速I
君に電話して「会って話がしたい」と告げました。連絡をくれる事になっていました
がなかなか電話がかかってこず一カ月が過ぎてしまいました。その間、I君の一家の
宿命転換を祈ってきました。

今日、I君の家の近くで仕事だったので、帰りにI君に電話しましたが、留守電に
なっていて連絡が取れませんでした。家には障害を持った息子さん(小6)が居るは
ずなので、せめてお見舞いだけでも渡そうと思い家を探しあて訪ねてみると入院して
いた奥さんもたまたま帰ってきていて家族全員が揃っていました。

「遅くなってごめんね」と言いながらわずかながら包んだお見舞いを渡しました。当
然彼らは現在も私が学会員であると思っていますから「副会長三人に指導受けた」と
か「ちょっとさぼっていたけどまた題目を上げ始めた」と言い出しましたので「黙っ
てたけど俺、学会やめたんだよ」と告げると絶句してしまいました。

ちょっと気まずい間の後「なんでまた・・・」と奥さんが言うのでいきさつを話しま
した。娘の病気(統合失調症)で悩んでいたこと、経済苦に苦しんだこと、そして学
会の信心に疑問を持ち始めたことなどなど。そして「結論を言うと学会の本尊は大謗
法のニセ本尊だとわかったからなんだよ」と告げました。そしていかに学会が都合の
悪い情報を隠し都合のいい情報だけを誇大に宣揚しているかを話しました。

彼らは思った通り、本山は荒れ放題で7月26日の総登山も病人続出だったと信じてい
ました。私があの日の模様をつぶさに話し、いかに荘厳で感動的だったかを話すと
じっと聞き入っていました。「新聞にどう書かれていたかは知らないけど俺は自分の
肉眼で見た。これより確かな情報はないよな」と言うと夫婦はうなづいていました。

2時間ほど話しをすることができました。そして彼らの中に確実になにかが生じた手
ごたえを感じ取ることができました。まだ途中経過ですがさらに会話を深めていこう
と思っています。 以上長々と報告でした。