基礎教学書では以下の御文の、赤太字　以降を引文して、遥拝勤行の正当性を強調している。

また最近では浅井昭衛は以下のように述べている。

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御開扉即時中止特集号　　https://kenshokai.or.jp/sp/issue/181105_gokaihi.html

遥拝勤行の大事

顕正会は御遺命を守り奉ったゆえに、池田大作にへつらう細井日達・阿部日顕により、解散処分となった。そして本山参詣は禁止され、御本尊下附も停止された。
しかし、これこそ御仏意であったのです。
ここに大聖人様は
「ならば直接、戒壇の大御本尊を拝みまいらせよ。信心に距離は関係なし」と道を開いて下さった。そして「御面を見てはなにかせん。心こそ大切に候へ」とお教え下された。
この遥拝勤行こそ、末法三毒強盛の凡夫を、直接、戒壇の大御本尊に繋ぎまいらせる秘術であり、広布最終段階の信行の姿なのです。

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では、まず当該御文を拝させていただく。

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　佐渡の国より此の国までは山海を隔（へだ）てヽ千里に及び候に、女人の御身として法華経を志しましますによりて、年々に夫を使ひとして御訪（とぶら）ひあり。
定めて法華経・釈迦・多宝・十方の諸仏、其の御心をしろしめすらん。

譬へば天月は四万由旬なれども大地の池には須臾（しゅゆ）に影浮かび、雷門の鼓（つづみ）は千万里遠けれども打てば須臾に聞こゆ。御身は佐渡の国にをは（御座）せども心は此の国に来たれり。仏に成る道も此くの如し。我等は穢土（えど）に候へども心は霊山（りょうぜん）に住むべし。御面（かお）を見てはなにかせん。心こそ大切に候へ。
（千日尼御前御返事　弘安元年閏一〇月一九日　　五七歳）

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破折①

この赤太字部分では、高齢の夫、阿仏房が遥々佐渡の国より、毎年大聖人様の御許へ御参詣されるのを、女房の身として、夫と同心して送り出している、その信心を大聖人様が目出られておられる。
そもそも、遥拝勤行だけで成仏できる。また　遥拝勤行こそ、末法三毒強盛の凡夫を、直接、戒壇の大御本尊に繋ぎまいらせる秘術であ　るのであれば、何ゆえに阿仏房は、遠路遥々身延の沢にまで参詣せねばならないのか？
浅井昭衛の理論ならば、佐渡の地で大聖人様を篤く渇仰恋慕して遥拝勤行をしておればそれで成仏できるということではないか。
大聖人様はそのように仰せではない。
つまり、純粋な信心の志とは、人法一箇の大聖人様即戒壇の大御本尊様へ、渇仰恋慕して御参詣し、お目通り＝直拝　を願うことが重要であるということを御教示下さる御言葉ではないか。
その上で、次下の御文は、その渇仰恋慕の信心で御参詣される阿仏房と同心する千日尼もまた同じく大きな功徳を積んでいますよ。との御言葉と拝するのである。

決して、遥拝勤行を正当化する文証とはならないのである。

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破折②

そもそも阿仏房・千日尼夫妻は既に文永12年に大聖人様から常住御本尊を御下付されている。

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文証

0792
　　　阿仏房御書文永一二年三月一三日　　五四歳

（中略）
抑（そもそも）宝塔の御供養の物、銭一貫文・白米・しなじな（品品）をく（贈）り物、たしかにうけとり候ひ畢んぬ。
（中略）
　あまりにありがたく候へば宝塔をかきあらはしまいらせ候ぞ。子にあらずんばゆづ（譲）る事なかれ。信心強盛の者に非ずんば見する事なかれ。出世の本懐とはこれなり。
（中略）
宝塔をば夫婦ひそかにをがませ給へ。

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つまり、浅井引用の御文は、まずはその前提として、御本尊御下付をいただいた夫妻に対しての御文なのである。
ここでもまた遥拝勤行を正当化するという前提条件が完全に崩れ去っているのである。

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破折③

そもそも、自行の修行とは『御本尊の御前での坐立行にて行うべし。』と大聖人は御決判されておられる。

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問うて云はく、法華経を信ぜん人は本尊並びに行儀並びに常の諸行は何にてか候べき。
（中略）
行儀は本尊の御前にて必ず坐立（ざりゅう）行なるべし。
道場を出でては行住坐臥（ぎょうじゅうざが）をゑらぶべからず。
常の諸行は題目を南無妙法蓮華経と唱ふべし。
（唱法華題目抄　文応元年五月二八日　三九歳　229

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修行のありかたとしては、まずは、御本尊の御前での勤行・唱題が正しい。
その行に励んだ上で、御本尊の御前を離れて外出する時などは、常にお題目を唱えていきなさい。との御指南ではないか。

ここでも大聖人様は遥拝勤行を正行のごとく主張する浅井昭衛を完全に摧破されているのである。

遥拝勤行こそ、末法三毒強盛の凡夫を、直接、戒壇の大御本尊に繋ぎまいらせる秘術

などとは、大聖人様の御教えから外れたとんでもない邪義なのである。
正当な御受戒も受けず、しかもこんな浅井昭衛の邪義まみれの腐った勤行をして顕正会員が成仏できる訳がない！

いい加減、目を覚ましなさい！