これは御神体ではない。神座で無い印に御幣が置かれている。それもかなり前のもの。本来の御神体なら、「唐櫃(からびつ)」や「柳筐(やないばこ)」と呼ばれる入れ物に入り、御簾(みす)を掛けて、大祭でも見せることはしない。全く神社の祭礼形式を無視した祭り方。つまり、神体などではない。
明治時代に「廃仏毀釈」が行なわれて、多くの神社は国家神道に統合され、その礼式は統一されている。ここだけ当てはまらないというのはおかしい。
ここは五具足の仏式荘厳形式。華は樒、そのうえ太鼓まである。(神式では太鼓など叩く訳もない。)
何が謗法に当てはまるのでしょうか?
[御幣]ご‐へい=幣束(へいそく)の敬称。白色や金・銀の紙などを細長く切り、幣串(へいぐし)にはさんだもの。お祓いのときなどに用いる。おんべ。(『大辞泉』)
[幣束]へいそく=①神前に供えるものの総称。幣帛(へいはく)。にぎて。ぬさ。
②裂いた麻や畳んだ紙を細長い木にはさんだ祭具。おはらいをするのに用いる。御幣(ごへい)。(『大辞林』)
※要するに、学会員は「木片」=「子安大明神」だと勘違いしただけ。実際に祀られているのは御幣であり、拝む対象ではなく御供え物。