妙本寺・僧侶 鳥本氏の主張を破す 001 
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管理人(樋田昌志)メール  投稿日:2011年 9月17日(土)16時36分52秒
 



犀角氏の立論は、この出発点において、上記(前回)の1,2の二重の不備を犯しているので、
これ以上細論に入る必要もない。

ここで、最近新手の邪義を並べる者が現れ、またそれにいとも簡単に載せられる愚昧な不勉強者がいるので、
こちらを少々破折しておこう。

これは、元日蓮正宗の僧侶であった鳥本雄行なる人物の主張である。
この人物は、北海道・札幌で妙本寺の札幌談所を経営しているという。

この人物の主張をまとめてみよう。
一部伝聞によることもあるので、関係者がこの論文を読み、
もし、間違いがあるなら訂正しよう。

1,この人物は日蓮正宗僧侶・河邊御尊師が札幌の日正寺住職であったとき、そこに所化として在勤していた。

2,「「河邊メモ」の内容は実は全て真実であり、「戒壇の大御本尊はニセモノである。」と、
 当時教学部長であった阿部教学部長(後の日顕上人)が発言した。」と河邊師は言っていた。

3,「自分は学会側にこの情報を売った。そのことで報酬を得た。」と河邊師は言っていた。

4,「この問題が発覚した後には、宗門に寝返り、宗門側を利する発言をした。そのことで優遇された。」(同上)

5,「自分はこのような悪業を積んだのだから、畳の上では死ねない。」(同上)

6,であるから戒壇の大御本尊は河邊メモの通りに後世の偽作である。

7,日目上人以降の血脈は、日郷・・以下、妙本寺歴代が嗣いでいる。

8,広宣流布の暁には、戒壇は妙本寺には建たない。

やはり富士山麓である。
その時の「戒壇本尊」は

@ 今後どこからかひょっこり現れる。

A 広宣流布達成時の「国主」が願主となってその時たに新に作られる。

この@かAのいずれかとなる。
ざっと以上である。

では、これらを切り刻んでみよう。

1, 事実である。

が、2〜5は、何の証拠もない、ただの「証言」である。
この「証言」を証明する根拠などどこにもない。
もし、「ある!」というのなら速やかに提示していただきたい。
でなければ「証言」じゃなく「妄言」である。

つまり、これらの発言は、まさに「死人に口なし」
好き勝手なことを並べ立てている。と指弾されても致し方ない内容である。
自分が何らかの不始末か、或いは不行跡、或いは教義信条や宗門行政などに不審・不満を抱き、
日蓮正宗そのものに在籍することが出来なくなって、保田妙本寺へ退転するにあたり、
その正当化のために出鱈目を言っている。。。と非難されても致し方ない。なにせ、証拠がないのである。

このような証言は例えば厳正・厳粛・厳格な裁判などで正当には採用されないことは、万民の知るところである。
(にもかかわらず、このような根拠ない発言にひっかかって、退転し、妙本寺信徒となる。。
などという馬鹿者がいるのが実に不思議である。
そもそもそのような者達は初めから底意に不信謗法の根性がこびりついていたのであろう。
まさに、因があっての縁である。)

よって、

6,は自分の妄執である。
既に、1,2,3,4,5,6,・・などで徹底的に論証してきた如く、
戒壇の大御本尊がもし、ニセモノであるとしたら、日蓮大聖人が御仏である、ということすら虚構・虚仮・虚事となってしまうのである。

さすれば自分が日蓮大聖人を奉じて僧籍にいることすら詐欺行為となるであろう。

7,以降は次回。