# 富士和教会・総合調査

「大山ねずの命」という神が、「神の使者」である戸村家の指導者を通して人間に言葉を伝え、その指導に従うことで因縁を断ち、悩みを解決し、幸福な運命を得る
● 「大山ねずの命(みこと)」 とは何か どういう存在か 他の神との優劣は? なぜその神にのみ依存するのか 
● なぜ戸村家だけが指導者なのか その根拠は? 

宗教法人格について

創始者・安丸姫

二代目「神の使者」戸村和男氏

崇拝対象「大山ねずの命」

一般神道との重大な相違

大山阿夫利(あふり)神社・浅間神社との関係

教義の中心――「使者」を介する神示

幸福・不幸の因果論

検証上の問題

神・仏・人の道

家族単位の信仰

入会・金銭

行事・活動

大山ねずの命神示教会との関係

井内由佳氏との関係

「神言学」との教義比較

「宗教ではない」という説明の問題

教義上、特に問題となり得る点

客観的な総合評価

現段階で未解明の重要事項



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## 結論

富士和教会は、1978年に戸村スエ氏(宗教名・安丸姫)が創立した、神奈川県鎌倉市材木座に本部を置く小規模な神示・お告げ型の宗教団体です。

中心的な信仰構造は、

> 「大山ねずの命」という神が、「神の使者」である戸村家の指導者を通して人間に言葉を伝え、その指導に従うことで因縁を断ち、悩みを解決し、幸福な運命を得る

というものです。

一般的な神社神道を基礎にした団体というより、「大山ねずの命神示教会」系の神示信仰から派生し、戸村家独自の教義を形成した神道系新宗教と見るのが妥当です。

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● 「大山ねずの命(みこと)」 とは何か どういう存在か 他の神との優劣は? なぜその神にのみ依存するのか 
● なぜ戸村家だけが指導者なのか その根拠は? 

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また、井内由佳氏は富士和教会の代表・戸村和男氏を「お告げの師匠」と明記しています。
したがって、井内氏の「神さまサロン」「神言学」は、富士和教会の教義・お告げ指導を、自己啓発・成功哲学・経営者教育へ展開した活動と考えられます。

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## 1.団体の基本情報

富士和教会公式サイトの公表内容は次のとおりです。1

| 項目 | 公表内容 |
| ---- | ------------------ |
| 名称 | 富士和教会 |
| 創立 | 1978年(昭和53年)8月28日 |
| 創始者 | 戸村スエ(安丸姫) |
| 現代表 | 戸村和男(和丸斎) |
| 本部 | 神奈川県鎌倉市材木座1丁目7番17号 |
| 電話 | 0467-22-7041 |
| 支部 | 日立支部・福岡支部 |
| 機関誌 | 月刊『幸福への道』 |
| 相談受付 | 午前10時〜午後3時 |
| 定例集会 | 毎月28日の「悟神会」 |
| 勉強会 | 毎月第2土曜日と翌日曜日 |
| 大祭 | 毎年8月28日 |
| 入会金 | 1世帯3万円 |
| 月会費 | 1世帯2,000円 |
| 御神体 | 2,000円 |
| お守り | 1,000円 |

[富士和教会公式概要](https://fujiwa-k.com/sp/outline.html)

公式サイトは2026年9月現在も公開されています。
Yahoo!マップには「閉店」という表示がありますが、公式サイトには受付時間・行事・入会方法が掲載されているため、地図情報だけで活動停止とは断定できません。

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### 宗教法人格について

富士和教会が「宗教活動をする団体」であることは明らかですが、「宗教法人富士和教会」という登記・公的名簿上の法人格は、今回の公開情報では確認できませんでした。

公式サイトも単に「富士和教会」と表記しており、法人番号や「宗教法人」の文字を掲げていません。したがって、

* 宗教法人ではなく任意団体である
* 別名義で法人格を有する
* 公開検索で確認できない

のいずれなのかは未確定です。

「宗教法人である」と断定するには、神奈川県の宗教法人名簿または登記事項証明書による確認が必要です。

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● 宗教法人法に則った団体なのか?
もし宗教法人でないとすれば怪しい団体ではないか。

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## 2.創始者・安丸姫

創始者は戸村スエ氏で、教団内では「安丸姫」と称されています。

公式サイトによれば、戸村スエ氏が「神のお告げ」により1978年に富士和教会を創立したとされています。ただし、

* いつからお告げを受けたのか
* どのような経緯で「安丸姫」を名乗ったのか
* 具体的にどのような神示を受けたのか
* 生没年
* 教義書や神示集の成立年代

などは、現在の公式サイトには詳しく記されていません。


非公式の新宗教研究サイトでは、

* 本名は戸村スエ
* 1965年に大山ねずの命からお告げを受けた
* 以前は「大山ねずの命神示教会」の信者だった
* 2007年に死去した


と紹介されています。2

しかし、これは公式史料ではないため、確定事実ではなく「外部資料が伝える沿革」として扱う必要があります。

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## 3.二代目「神の使者」戸村和男氏

現在の代表者は、戸村スエ氏の息子・戸村和男氏、宗教名「和丸斎」です。

公式略歴では、

* 1939年10月8日生まれ
* 1963年、明治大学卒業
* 日立家電販売に勤務
* 母・戸村スエ氏が1978年に富士和教会を創立
* 55歳で会社を退職して本格的修行に入る
* 2004年8月、「大山ねずの命」の二代目使者となる

と説明されています。3

[富士和教会「指導者・和丸斎」](https://fujiwa-k.com/personality.html)

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● 本格的修行とは何か? 
なぜ息子一人が神の声を聞けるのか? 
一般的な新興宗教が教祖の子供が跡継ぎとなり、教団の人的・材的資産を一人受け継ぐという構図とどう違うのか?

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教団は戸村氏について、

> 神のお告げを受けるには「責任感の強さ」と「欲に絡まぬ無色透明の心」が必要であり、戸村氏はそれを備えている

と説明します。

つまり、戸村氏の宗教的権威は、神職資格、神道教学の修学歴、伝統的な祭祀継承などではなく、

> 「神から選ばれて、お告げを受けられる資質がある」


という教団内部の認定に基づいています。

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● 戸村氏の「責任感の強さ」と「欲に絡まぬ無色透明の心」はどう客観的に計るのか? 
他の信徒の心とどう違うのか? 
なぜ戸村氏だけが特段勝れていると証明できるのか? 
人的・財的資産をただ身内一人が相続する体裁の良いこじつけではないのか?

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## 4.崇拝対象「大山ねずの命」

富士和教会の中心神は「大山ねずの命」です。

「ねず」に当たる字は、一般の文字コードにはない特殊な教団文字であるため、通常は平仮名で表記されています。

公式サイトでは、この神を、

* 地球上のあらゆる生物を支配する
* 人間の悩み、苦しみ、喜び、悲しみをすべて知っている
* 人間の因縁・因果を断ち切る
* 信者を幸福へ導く
* 「使者」を通じて信者を守り、救う


存在と説明しています。?

[富士和教会「どんな神さま?」](https://fujiwa-k.com/about.html)

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● これらを証明できる根拠は何か? 
●支配する」とは具体的にはどういうことか?
●どういう仕組みで「因縁・因果」を断ち切ることができるのか?
●悩み苦しみを全て知っていてなおかつ支配する事ができ、因縁・因果を断ち切ることができるのならば、なぜ即座に全人類を幸福にしないのか?
●そもそも「幸福」とは何か?
●あなたが受けた「幸福」とは何か? あなたが目指す「幸福」とは何か?
●死後はどうなるのか?
●なぜわざわざ「使者」と通じなければならないのか? なぜ信者しか救わないのか? 信じない者の心すら変えれば良いではないか?

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### 一般神道との重大な相違

富士和教会公式サイトには、かなり不自然な説明があります。

同サイトは「大山ねずの命」について、

> 「古くは、古事記に出てくる『大山津見神』の娘で、名前を『木花乃佐久夜毘売』という神様です」

としています。

しかし『古事記』の神統譜では、

* 大山津見神(おおやまつみのかみ)=山を司る父神
* 木花之佐久夜毘売=大山津見神の娘
* 石長比売(いわながひめ)=木花之佐久夜毘売の姉
* 邇邇芸命
日本神話において天照大御神(あまてらすおおみかみ)の孫であり、高天原(たかまがはら)から地上へ降り立った「天孫降臨(てんそんこうりん)」の中心となる天津神(あまつかみ)です。初代天皇である神武天皇の曾祖父にあたり、皇室の祖先とされています。 [1, 2, 3])=木花之佐久夜毘売の夫

です。

富士和教会の説明は、「大山ねずの命」が、その娘の木花之佐久夜毘売と別の名に改変されている。

これは単なる表記の揺れではなく、神の同一性に関する教義上の問題です。
同団体は古事記神話をそのまま継承しているのではなく、独自の神示によって神々を再解釈していると判断できます。

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● 古事記との矛盾は道説明するのか?

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### 大山阿夫利(あふり)神社・浅間神社との関係

公式サイトは、大山ねずの命(おおやまねずのみこと)が、

* 神奈川県伊勢原市の大山阿夫利神社
* 富士山周辺の浅間神社
* 全国の山神の祠


に祀られているかのように説明しています。

しかし、一般的には、

* 大山阿夫利神社の祭神の一柱=大山祇大神(おおやまつみのおおかみ)
* 浅間神社の中心祭神=木花之佐久夜毘売命


であり、「大山ねずの命」という特殊神名を祭神としているわけではありません。

したがって、既存神社が富士和教会の「大山ねずの命」信仰を承認・共有していると受け取るのは不正確です。

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● 既存神社の伝統的教義解釈を全く無視して勝手な教義を立てる根拠は?

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## 5.教義の中心――「使者」を介する神示

富士和教会の信仰で最も重要なのは、神そのもの以上に、

> 神の意思は「使者」を通じて人間に伝えられる

という構造です。

公式サイトは、

> 「神のお告げは、それを受ける者の心と口を介して人々に伝わる」

と説明しています。

この構造では、信者が神から直接教義を確認することはできません。実際には、

["大山ねずの命"]
   ↓
["神の使者 安丸姫・和丸斎"]
   ↓
["神の詞・人生指導"]
   ↓
["相談者・信者"]
   ↓
["教えを素直に実行"]
   ↓
["悩みの解決・運命の開展"]

となります。

そのため、戸村氏の判断に異議を唱えた場合、それが単なる「人間である戸村氏への異論」なのか、「神意への反抗」なのかが曖昧になります。

これは神示型新宗教によく見られる、指導者への権威集中が起こりやすい構造です。
ただし、実際に異論を封じたり、脱会者を脅したりしているという確実な証拠までは確認できません。

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● なぜ戸村氏のみにしか神の意思は伝えられないのか?
全人類を支配できるのならば、神から直ちに苦しむ者達へ正しい教えを伝えれば良いではないか?

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## 6.幸福・不幸の因果論

富士和教会は、自らを単なる祈祷所ではないと説明します。

公式には、

> 神棚に手を合わせて祈るだけで願いが叶う、病気が治るという場所ではない

とし、

> 幸せになるための考え方・生き方・心掛けを学ぶ「塾」

であると位置づけています。?

[富士和教会「何を学ぶの?」](https://fujiwa-k.com/learning.html)

その論理は次のように整理できます。

1. 人間の苦悩には、その人の考え方・生き方が関係する
2. 神の使者から正しい生き方を教わる
3. 教わったことを「素直に」実行する
4. 正しい実践を繰り返す
5. 考え方と生き方が変わる
6. 悩みが解決し、運命が開ける

一部は一般的な倫理・心理的助言として理解できます。
考え方や行動が変われば、人間関係や生活が改善することはあり得るからです。

しかし同団体は、それを単なる人生経験ではなく、「神の使者だけが伝える神の真理」として権威づけています。

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●突発的な事故なその人の考え方・生き方が関係しているか?
●どんな善人でも事故死している場合もある。
●大災害が起きた場合、その場にいた者は全て死ぬ。その中には善人・悪人両方いる。なぜ同時に死ぬのか?
●戸村氏は大災害から逃れるためにどう教えるのか?
●神が全人類を支配できるならば、大災害が起きる前に関係する人類に教えてあげればいいではないか?
それを戸村氏にしか伝えないとすれば実に無慈悲ではないか
戸村氏一人が一人一人に伝えていたのでは間に合わないではないか。
●正しい実践とは何か?
●では大災害から逃れる正しい実践とは何か?
●運命が開くとは、具体的にはどういう状態か?一時の事象を言うのか、それとも一生か、その家系末代永劫か?

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### 検証上の問題

「教えを守れば幸福になる」という命題には、次の問題があります。

* 幸福になった場合
→「教えが正しかった」と説明できる

* 幸福にならなかった場合
→「実践が足りない」「心が素直でない」「教えから外れた」と説明できる

* 不幸が起きた場合
→「本人の因縁」「神による諭し」と説明できる

この構造では、どのような結果が出ても教義自体が反証されにくくなります。

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## 7.神・仏・人の道

外部資料によれば、富士和教会は、

* 神の道
* 仏の道
* 人の道

という「三つの道」を重視するとされています。

これは源流とみられる「大山ねずの命神示教会」の中心教義とほぼ同じです。
同教会の現在の公式説明では、

* 神=人間に命を与える存在
* 仏=肉体・血の流れを与えた先祖
* 人=社会の中で支えてくれる他者

と定義され、この三者への感謝を守ることが幸福の条件とされています。?

[大山ねずの命神示教会「神が表される教え」](https://shinjikyoukai.jp/gaiyou/kamigaarawasareruoshie.html)

ここでいう「仏」は、仏教の仏陀・如来・悟りを意味していません。
ほぼ「死者・先祖」の意味です。

したがって、仏教でいう、

* 仏
* 成仏
* 因縁
* 因果

とは意味が異なります。
仏教用語を借りながら、神示教会独自の家族・先祖倫理へ置き換えています。

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●仏=先祖とはどこの経典に出ているか?
仏教ではそのような概念は全く存在しない。
仏とは生命に仏陀と等しい悟りを得た者であり、それを「成仏」と呼ぶ。
そのような浅薄な解釈で人に偉そうに教えを説く事は、間違った考え方・生き方 であり、神の心に大いに反していないか?
結果、悩みや苦悩に塗れた生活となるのではないか?

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## 8.家族単位の信仰

富士和教会は、個人だけの入会より、家族単位の信仰を重視します。

公式入会案内には、

> 「まず、ご家族に相談してください」
> 「せめて夫婦、親子揃って神の教えを学んでいただきたい」
> 「使者から入会の承諾がありましたら、手続きを行う」

とあります。

[富士和教会「入会するには?」](https://fujiwa-k.com/admission.html)

### 肯定的に見れば

* 家族に隠して入信しない
* 夫婦や親子の合意を求める
* 家庭内対立を避ける

という意味では、慎重な方針とも読めます。

### 批判的に見れば

* 信仰を一世帯単位で広げる
* 家族全体を教団との関係に組み込む
* 個人が離脱しにくくなる
* 家族の不和を「教えが足りない」結果と解釈する


可能性があります。

したがって、家族重視そのものではなく、それが実際にどのように運用されているかが重要です。

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## 9.入会・金銭

公式料金は比較的明示されています。

* 入会金:一世帯3万円
* 月会費:一世帯2,000円
* 会費は前納
* 翌年1年分2万4,000円を毎年10月に納入
* 御神体:2,000円
* お守り:1,000円

少なくとも、この基本料金だけなら、著しく高額とはいえません。

ただし、次の項目は公開サイトから分かりません。

* 個別相談料
* 大祭や悟神会の参加費
* 寄付・献金の有無
* 機関誌代
* 支部活動費
* 退会方法
* 前納会費の返金規則
* 葬儀・供養・祭祀の費用
* 指導を受けるための追加料金


「入会金・会費が安い=総負担も少ない」とは限らないため、判断には実際の申込書・規約・領収書の確認が必要です。

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● 上記の値段を嘘偽りなくすべて教えてください。

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## 10.行事・活動

公式に確認できる主な活動は次のとおりです。

### 悟神会

毎月28日午前10時から行われる定例集会です。「悟神」という名称から、神の教えを学び、神意を理解するための中心行事とみられます。

### 勉強会

毎月第2土曜日とその翌日の日曜日、午後3時15分から5時まで実施するとされています。

### 大祭

毎年8月28日に開催されます。これは1978年8月28日の創立日に対応しています。

### 人生相談

午前10時から午後3時まで相談を受け付けています。ただし、相談形式、予約方法、相談料、記録の保存、個人情報の取扱いは公開ページから分かりません。

### 機関誌

月刊『幸福への道』を発行しています。しかし、目次・バックナンバー・全文は一般公開されていません。

教義研究を本格的に進めるには、この機関誌と教団の「神典」を入手することが最も重要です。

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● 教義的解析を避けるために公開していないのでは?

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## 11.大山ねずの命神示教会との関係

富士和教会は、横浜市に本部を置く「大山ねずの命神示教会」と非常によく似ています。

| 項目      | 大山ねずの命神示教会   | 富士和教会 |
| -----     | ------------         | ------------- |
| 崇拝神     | 大山ねずの命        | 大山ねずの命 |
| 神意の伝達  | 使者が神示を受ける    | 使者が神のお告げを受ける |
| 中心倫理   | 神・仏・人の道         | 同様の教義が確認される |
| 家族観     | 和のある家庭         | 家族そろって学ぶことを推奨 |
| 救済観     | 神示を実践して幸福になる | 教えを実行して運命を開く |
| 指導者名   | 供丸斎・供丸姫など      | 安丸姫・和丸斎 |
| 組織      | 全国規模            | 鎌倉本部+日立・福岡支部 |

大山ねずの命神示教会は1953年創立で、富士和教会より25年早く成立しています。
公式史では、稲飯定雄氏(供丸斎)が大山ねずの命から教育を受けて教会を設立したとします。

[大山ねずの命神示教会「歴史」](https://shinjikyoukai.jp/gaiyou/history.html)

外部サイトは、戸村スエ氏が同教会の信者だったとしています。
この情報が正しければ、富士和教会は同教会から分かれた分派になります。

ただし、

* 両教会の公式サイトは相互関係を説明していない
* 分裂文書や除名通知などが公開されていない
* 大山ねずの命神示教会側による公式な分派認定が確認できない

ため、「正式な分派」と断定するには追加史料が必要です。

それでも、神名・使者制度・三つの道・家族中心主義・宗教名の付け方まで一致するため、思想的系譜がある可能性は極めて高いと判断できます。

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## 12.井内由佳氏との関係

この関係は、単なる推測ではありません。

井内氏は2013年の自身のブログで、戸村和男氏について、

> 「尊敬する、お告げの師匠、戸村和男先生」
> 「尊敬という言葉では、わたしの気持ちは言い表せないほど、心服しています」


と明記しています。?

[井内由佳氏ブログ「東京国際フォーラム後の懇親会」](https://ameblo.jp/yukaiuchi/entry-11575468592.html)

2018年にも、

> 「わたしにお告げについていつもご指導してくださる戸村和男先生」

と記し、自分の「メンター」「人生の師匠」と説明しています。1?

[井内由佳氏ブログ「知性をはぐくむA」](https://ameblo.jp/yukaiuchi/entry-12399817653.html)

井内氏の現行プロフィールには、

* 福岡大学在学中から「師」のもとで研鑽
* 25歳から神のお告げを受け取る
* 28歳から人生相談を始める

とあります。この「師」が戸村氏であることは、本人の過去の記述からほぼ確実です。

### 福岡支部との関係

富士和教会公式サイトは「福岡支部」が存在すると記載しています。
非公式の新宗教研究サイトは、2012年時点で井内氏を「富士和教会福岡支部長」と紹介しています。

ただし、現在の公式サイトは、

* 福岡支部長の氏名
* 井内氏の役職
* 神さまサロンとの関係

を公表していません。

したがって、

* 過去に福岡支部長だった
* 現在も支部長である
* すでに独立・分離した
* 協力関係だけ継続している

のいずれかは確定できません。

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## 13.「神言学」との教義比較

井内氏が2022年から提唱する「神言学」は、

* 神の理
* 真の理
* 人の理
* 仕の理
* 財の理

の五つから成るとされています。

公式説明では、大山祇命・木花咲耶姫が人間を指導し、神の理を実践すれば運命を変えられるとします。

これは富士和教会と、次の点で一致します。

| 富士和教会          | 井内氏の神言学 |
| ------------         | --------------- |
| 大山ねずの命         | 大山祇命・木花咲耶姫 |
| 神の使者            | 井内氏が神のお告げを受ける |
| 神の詞             | 神言学 |
| 幸せになる考え方・生き方 | 愛・お金・運・成功の法則 |
| 教えを素直に実行       | 神の理を実践 |
| 運命が開ける         | 運命はどのようにでも変えられる |
| 人生相談            | サロン・講義・経営者指導 |

つまり神言学は、富士和教会と無関係に突然成立した思想ではなく、

> 富士和教会の「神示・使者・幸福の法則」を、ビジネス・金運・自己実現向けに再編集した体系

と見るのが最も自然です。

一方、現在の井内氏の公式サイトは戸村氏や富士和教会を前面に出していません。
この「思想的出自が現在の受講者に十分説明されているか」は、重要な検討点です。

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## 14.「宗教ではない」という説明の問題

井内氏の神言学は「宗教でもなく、人文学でもなく、神の教える学問」と自称しています。

しかし実態としては、

* 超越的存在としての神を認める
* 特定の神名を掲げる
* 神から選ばれた伝達者がいる
* 神の言葉を学ぶ
* その実践によって救済・幸福・運命改善を求める
* 神社参拝・神との接続を重視する

ため、宗教学上は明らかに宗教的現象です。

法律上の「宗教法人であるか」と、内容が「宗教的であるか」は別問題です。
法人格がなくても宗教活動は成立しますし、本人が「学問」「サロン」と呼んでも、宗教性が消えるわけではありません。

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## 15.批判・不満・被害情報

### 確認できた批判的投稿

ネット上には少数ながら、

* 身内から熱心に勧められて困った
* 相談時に強い、怒ったような口調で対応された
* お告げや木花咲耶姫との会話を不気味に感じた
* 相談前に受付で聞いた内容を指導者に伝えているのではないか

という投稿があります。

2010年のYahoo!知恵袋には、受付で聞き取った相談内容を隠しカメラ・マイクで別室へ伝え、「透視したように見せている」とする回答があります。11

[Yahoo!知恵袋「鎌倉にある富士和教会について」](https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1348701583)

しかしこれは匿名者による一件の回答で、

* 物証がない
* 複数証言がない
* 教会側の説明がない
* 回答者が直接確認したのか不明

なので、事実として採用できません。

### 確認できなかったもの

2026年9月現在、富士和教会を名指しした次の資料は確認できませんでした。

* 刑事事件・逮捕報道
* 民事判決
* 行政処分
* 消費者庁・国民生活センターの名指し注意喚起
* 被害者弁護団
* 元信者の実名告発
* 高額献金の確実な被害記録
* 組織的霊感商法を裏付ける資料

したがって「霊感商法団体」「詐欺団体」「カルト」と断定するだけの証拠はありません。

ただし、団体が小規模で内部資料がほとんど公開されていないため、「検索で被害報告が見つからない=問題が一件もない」ともいえません。

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## 16.教義上、特に問題となり得る点
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### @ 神名の混同

大山津見神と、その娘・木花之佐久夜毘売を混同するような説明は、『古事記』の神統譜と一致しません。

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### A 「神の使者」の正当性が自己証明的

戸村氏が神の使者である根拠は、教団自身が「神が選んだ」と説明していることに依存します。
外部から確認できる認定制度や客観的検証はありません。

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### B 神示の内容を検証する基準がない

神の言葉が本当に神から来たのか、本人の思想・直感・経験なのかを判別する方法が示されていません。

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### C 幸福と教義遵守の結合

教えを守れば幸福になり、外れれば問題が起きるという構造は、不幸の責任を本人の信仰不足や心の問題に帰しやすくなります。

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### D 人生判断の依存

結婚、離婚、病気、仕事、金銭などの重要事項を「神の詞」に委ねるようになれば、相談者自身の判断力が弱まる危険があります。

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### E 医療との境界

公式サイトは「拝めば病気が治る」とは述べていません。
この点は抑制的です。
ただし、神示による健康・因縁の説明が医療判断に影響していないかは、内部資料がなく確認できません。

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### F 戸村家による継承

創始者が母・戸村スエ氏、二代目が息子・戸村和男氏であるため、宗教的権威が戸村家によって継承されています。
後継者決定の規則、合議機関、財務監督などは公開されていません。


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## 17.客観的な総合評価

富士和教会は、表面的には「幸福になる考え方を学ぶ塾」と説明しています。
しかし、実際の教義構造は、

* 独自神「大山ねずの命」
* 神から選ばれた「使者」
* 使者を通じた神示
* 神示への服従・実践
* 因縁の解消
* 運命の改善
* 家族単位の信仰

から成っています。

したがって、分類としては、

> 「大山ねずの命信仰を母体とし、戸村家の神の使者が神示を伝える、小規模な神道系新宗教」

が最も適切です。

教義には、勤勉、感謝、家族の和、人間関係の改善など、一般倫理として理解できる内容があります。
一方、それらを「神の使者だけが伝える絶対的真理」とするところに、この団体特有の宗教性と危険性があります。


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● 勤勉、感謝、家族の和、人間関係の改善 など一般的な道徳概念 誰人もそれを望んで目指しても実現できないから悩みや不幸が存在する。
皮相的な道徳観を説いても、生命の内奥にまで分け入っての解決法が示せないのは、解剖学を知らない者が見よう見真似で外科手術を行うようなもの。
宗教的には極めて危険行為である。

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現時点で重大被害を断定する証拠はありません。
しかし、教義の正当性を歴史・神道・科学の面から検討すると、

* 古典神話との不一致
* 神示の客観的検証不能
* 指導者の権威が自己証明的
* 教義が反証されにくい
* 人生相談と神意が直結する


という問題が明確にあります。

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## 現段階で未解明の重要事項

今後さらに調べる価値が高いのは次の資料です。

1. 月刊『幸福への道』のバックナンバー
2. 入会時に渡される「神典」
3. 入会申込書・誓約事項・退会規定
4. 個別相談の料金表
5. 神奈川県宗教法人名簿と法人登記
6. 戸村スエ氏と大山ねずの命神示教会との関係資料
7. 1978年の創立文書
8. 2004年の「二代目使者」就任神示
9. 福岡支部の責任者・所在地・活動記録
10. 井内由佳氏が福岡支部長だったことを示す一次資料
11. 富士和教会と神さまサロンの現在の組織・会計上の関係
12. 元信者・元相談者の具体的証言


このうち最も重要なのは、『幸福への道』と「神典」です。
公式サイトだけでは教義のごく表面しか分からず、教団自身の継続的な主張を検証するには内部刊行物が不可欠です。

## 主な参照資料

1. 富士和教会「[富士和教会の概要](https://fujiwa-k.com/sp/outline.html)」
2. 新宗教研究サイト「[富士和教会](https://newreligions.ldblog.jp/archives/19688416.html)」2012年11月3日。非公式資料
3. 富士和教会「[指導者 和丸斎(戸村和男)](https://fujiwa-k.com/personality.html)」
4. 富士和教会「[どんな神さま?](https://fujiwa-k.com/about.html)」
5. 富士和教会「[富士和教会で学ぶこと](https://fujiwa-k.com/learning.html)」
6. 大山ねずの命神示教会「[神が表される教え](https://shinjikyoukai.jp/gaiyou/kamigaarawasareruoshie.html)」
7. 富士和教会「[入会するには?](https://fujiwa-k.com/admission.html)」
8. 大山ねずの命神示教会「[神示教会の歴史](https://shinjikyoukai.jp/gaiyou/history.html)」
9. 井内由佳「[東京国際フォーラム後の懇親会at東天紅](https://ameblo.jp/yukaiuchi/entry-11575468592.html)」2013年7月18日
10. 井内由佳「[知性をはぐくむA](https://ameblo.jp/yukaiuchi/entry-12399817653.html)」2018年9月27日
11. Yahoo!知恵袋「[鎌倉にある、富士和教会について知りたい](https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1348701583)」2010年10月15日。匿名・未確認情報

以上が、現在ネット上で確認できる資料を突き合わせた富士和教会の全体像です。