御受戒・勧誡・御本尊御下付・御本尊の御安置 のマニュアル

■ 心構え

日蓮正宗の正統な御本尊は、日蓮大聖人の御魂魄、生身の御本仏、日蓮大聖人 即 戒壇の大御本尊様の御内証を御写しされた、生きてまします日蓮大聖人様です。
全ての作法において、一番大事な心がけです。
この心がけをしっかりと心肝に染めて行動すれば、大きな間違いや、謗法行為は自ずと防げるはずです。

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■ 入仏式 御授戒式 勧誡式について

@ 書類について

▲ 御授戒用紙の種類

○ 当事者本人・個人用
○ 先に入信した人の家族用

▲ 勧誡用紙の種類

○ 御本尊所持者用 (※日蓮正宗から下付された御本尊を既に所持されている方)
○ 御本尊未所持者用 (※ニセ本尊所持者なども含む)
○ 先に勧誡を受けた方の家族用

○ 御本尊下付願い用紙 

等の種類があるのでどのケースにあたるのかよく確認し適切な用紙を使用すること。
不明な点は、LINEの 美輪(妙相寺法華講 副講頭・庶務・登山責任者) に確認し、決して書類の不備により、参詣する末寺様にご迷惑をかけないようにすること。

参考

▼ 書類の入手は、庶務に申し込む。
▼ 「願主」 「紹介者」 の欄を書き間違えない。
▼ 願主・紹介者双方押印を忘れない。(三枚綴りなので三枚とも押印する)
▼ 御受戒・勧誡・御本尊下付に関しては必ず上記庶務に事前に連絡し、参詣希望末寺様との段取りを取ってもらう。
決して、自分勝手に末寺様へ段取りを取るような連絡をしないこと。

書類の送料など、講の運営の諸費用は講費により賄われるので、できたら講費を納入していただければありがたいことを説明していただきたい。(一世帯年間12000円)

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A 冥加料 ご供養について

▼ 御授戒 勧誡 → 志
▼ 御本尊下付 → 3000円〜(御供養の志がある方は、そのお志を加える)
(紹介者、立ち会い人も御供養されることは誠に尊い。)
↑ 紹介者から願主(御授戒 勧誡 御本尊下付の当事者)へ 冥加料 御供養の件を必ず伝えること。

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B 服装について

▼ 基本的に 世間的にどこへ出ても恥ずかしくない服装。
御本尊様 末寺様 御僧侶に、決して失礼のないような服装。
(※ 夏場など 短パン サンダル などはもっての他。
必ず靴下を着用すること。裸足は失礼。
以上は常の御参詣でも同様。)

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C 入仏式について

▼ 服装については上記のとおり。(※特に導師役は)
▼ 御本尊をお開きするときは、できるならば素手では触らぬよう新品もしくは専用の白手袋を着用すること。

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■ 準備

 ● お厨子・仏壇等が徹底的に清められていること。
 ● 周辺・壁なども清浄にしておくこと。
 ● 日蓮正宗の正統な御数珠・経本以外は使用不可 (御受戒・勧誡の段階で日蓮正宗のものを求めてあること)
   (創価・顕正のものは見た目は同じでも謗法物。但し、数珠については特別ないわれがあり、使い続けたいものは開眼していただける場合もあるので、紹介者に相談する事 紹介者は必ず庶務へ連絡すること)
 ● ニセ本尊は、御受戒・勧誡の前に、絶対に処分してあること。(学会本部へ郵送するのが一番手っ取り早い。)(※急な場合のみ、お寺での儀式直後でも可)
 ● 創価系仏壇の 「八葉蓮華」マークのものは撤去する。
 ● 最低限 揃えておくべきもの
   ▼ 三具足 (シキミ(造花など絶対にダメ) シキミ入れる花瓶(左) 香炉(中央) ローソク立て(右) ) 
   ▼ お水をお供えする容器  
   ▼ 仏飯をお供えする仏器  
   ▼ 鈴  
 ● お寺で御本尊を御受けして帰る時に、新品の袱紗(ふくさ)などの用意が必要

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■ 入仏式の次第

■ 御本尊 御安置

▲ 手と口を清める
▲ 仏壇前で正座して題目三唱
▲ 以後、同座している人がいる場合は、その方々は唱題を続ける。
▲ 執行者は、シキミの一葉をくわえる。(造花はダメ)
▲ 仏壇(お厨子)の前で正座して、御本尊を封筒から御出しする。(できたら白手袋着用)
▲ お厨子のフックの位置を確認し、どの程度の長さ(※1)にしたらいいか見当をつける。
▲ 御本尊をお巻きしてある紐をほぐし、上部の箇所で紐が上記の(※1)長さの輪になるようにして、軸に張ってある紐に結びつける。(後に緩んで擦り落ちないように、しっかっりコブ結びにする)
▲ お厨子の背面上部にあるフックに、紐の輪をかける
▲ 静かに御本尊を下へ広げる。掛け軸を下へ向かって巻きをほぐす
▲ 下の軸を、少し逆向き(後ろ側へ)に巻き返し巻クセを直す。掛け軸の部分だけ。決して中央の御本尊まで巻き返さない
▲ 巻クセは多少残るが、これは時間とともに軸棒の自重で落ち着いてくるので心配しない
▲ 新しいお水にシキミ一葉入れお供えする
▲ 他にお供え物があればお供えする (お菓子 果物など 事前に用意しておくことが望ましい)
▲ シキミ(御本尊に向かって左) 香炉(中央) 燈明(ローソク、右) という形でお供えし、ローソク・線香に火をつける
▲ 参列者の唱題を終了
▲ 導師はシキミを口から外す

▲ 方便・自我偈 の略式勤行をする。
▲ 最後の御観念は 二座 三座 四座 等行い、「乃至法界自他倶安同帰寂光」 → 題目三唱

入仏式 終了