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活字で見る浅井顕正会の原発賛歌

(平成5年6月6日 青森大会)

Q.青森県六ヶ所村の核燃料基地が話題になっていますが、日本の原子力利用をどう見たらよろしいでしょうか?

A.青森だけなんですかねえ、今の、原子力のエネルギーの、核燃料基地っていうのがあるっていうのは、六ヶ所村に。
 おそらく、まあ、そこが一番適当だっていうんで、日本政府が選んだんでしょうけどね。
  まあ、これは直接仏法とは関係ない、あのー、話題でありますけど、まあ、私はこう思うんですね。
  えー、今、この、発展しつつある経済、この経済発展を支えているエネルギー、これはもう石油には頼れないんだろうと。今後、石油は枯渇しますからね。そうするとどうしても、もう、いかなる国も、人類全体が新しいエネルギー源としてですね、原子力に頼らざるを得ない。
  これもし頼らないということになってくると日本の今の経済生活、どうなんでしょうか、大変なことになるんでしょうね。
 おそらく今の、あれでしょ?エネルギーの中で、全国の発電量の30パーセント、までいってるんじゃないですか、現在。原子力の発電が。だから原子力を全部日本人がですね、ダメだ捨てろ捨てろと言うと、30パーセントの電力がなくなっちゃうから、経済成長も三分の一にダウンしちゃう。と、日本は生活できないですね。
 それ日本だけじゃない。全世界が、もう、核エネルギーっていうことを使って、現在の生活が成り立っている。
 まあ、そこで私思うんですね。もうロシアのような、もう、ああいう、国になりますとね、核燃料は使い捨て、そして管理はメチャメチャ、だからチェルノブイリみたいな事が起こるんですね。ああいう使い方はいけないけれども、核燃料をもう避けて通ることができないんだったらば、それを完全に安全管理する、これやっぱり、人間の一つの智慧なんでしょ。
 その中においては、日本の国は最も用心深く安全に管理しているんではないか、私そう思うんですね。
 もしそれを核燃料を核アレルギーからですね、全部捨てろ捨てろっていうのは、今の日本の経済生活を全部否定して昔に戻るんだと。もう電力なんかいらないと、いうんだったらかまいませんけども、今の生活を維持しようっていうんだったら、核エネルギーっていうことを、無視することはできないんだから、これを用心深く安全管理する日本ならそれをやれているんではないかと思う。
  ところが、何でこれを反対反対反対ってことが、これ、かまびすしいかといいますとですね、これ社会党が言ってるんですよ。
  実は、社会党が以前から反対していることは三つあったんですね。
  自衛隊反対。これは違憲、憲法違反です。自衛隊なんか解体しろ。
  もう一つ、原発反対っていうんですよ。現行の原子力、原子力の核は核兵器に通ずる、なんて言って、みんなが日本人はヒロシマ・ナガサキっていうんで、核アレルギーを起こしている。それに与同してですね、その、原発もいけないっていう。
  それからもう一つ。日韓、この、条約を破棄しろと言って、韓国との交渉も、これするなとこう言ってる。
  でこのようなことを今になってみて社会党が困っちゃってこれじゃもうこの、選挙負けるということで全部それを、変更しはじめたでしょ?
  自衛隊も容認すると。原発も容認する、なんて言ったけどもう既に遅い。そのように社会党が騒ぎに騒いだからみんな国民が何か私は誤解をしている。
 社会党が何故騒いだかわかりますか?ソ連の政策だったんですよ。
 ソ連が何としても日本を弱くしようと。それで自衛隊を解散させると。で自衛隊は違憲、違憲、憲法違反ってやつ。それから原子力。
  これを日本が利用するってことはますます経済発展になる。だから原発反対しろと。それに社会党が、いわゆるソ連の、謀…日本に対する対日謀略の手先になった。
 ですから、今、社会党が、一番触れられたくない問題が何かというと、ソ連から資金援助を受けたんですね。ソビエトから、ものすごい資金援助を受けてきたでしょ?この場合、これは今、ソビエト共産党が崩壊することによって機密文書が出て、どんどん社会党に援助したことが、文書が出てんで、社会党が一番困ってる。
  このように、外国からお金をもらって、日本の国益に反するようなことをやっておったのが、あのかっての社会党だった。そこに今の社会党のまことにみじめったらしい姿が出てきてるんですね。
  まあ、そこに私は、今のこの、原子力発電っていうことを反対、核エネルギー反対って言ってこれを全部破棄しろというんだったら、そいで危険だというんだったら、しかし日本でもって、この原発でもって誰が死んだんでしょうか。誰も死なないでしょ?私は非常に用心深くやられてると思うし、もしこれが危険だ危ないんだって言ってやめるんだったらね、自動車乗るのをやめたらどうかと思う。
  原発じゃまだ死んでないけど。自動車じゃ年間一万数千人死んでるんですから、事故でもって。それこそ、一万数千人から死んでる自動車みんなやめろっていって、ホントはこれに賛成しなきゃならない。

  またゴールデンウィークなんたって、あれやると必ず、山で死んだ海で死んだって、必ず数十人、毎年死ぬ    
んですよ。休まない方がいいじゃないですか。

  だからそうなってくるとですね、今の核、この、原発反対ってことはいかにも感情論なんだと。私は思うんですね。まあ、こういうことも、仏法の智慧でもってですね、一体何が必要なのかと。そして、たとえ必要なものであっても危険なもんだったら充分用心しなきゃいかん。まあ、そのバランス感覚っていうのか私は仏法の智慧で見ていかなければならない、と思う。
 そして、将来私はですね、これは広宣流布になったときにおいては、もう石油も何もかもですね、使わずに本当に、広宣流布になった後の私はエネルギーはですね、私のこれは私見でありますが、えー、核融合のエネルギー、太陽と同じエネルギーで、全然クリーンのですね、もう排気ガスも出さないというようなことが必ず、広宣流布になって、世界平和になってくると、全部がそういうようなことになってきて、そういった物質面においてもですね、寂光土が出てくる、私は思いますね。
  今、それまでの間、しばらく、まあしかし、まあ、原発の問題なんかちっちゃい。もっともっと重大なことが参ります。原発の危険よりも、北朝鮮が、こちらに向かって核ミサイルをですね、ぶっ放すかもしれないって時代が来てるんでしょ?ロシアの、それこそ、核の、あの、廃棄物、あれをどんどん日本海に垂れ流しているんじゃないですか。おそらく青森にも来てるんじゃないですかね。そのような事を本当は騒がなきゃいけない。中国の核兵器どうするんですか、こういう事を社会党は少しも文句言わないんですね。本当は、日本海でもって、あの、沿海州でもって、ソ連がどんどん核の廃棄物をですね、固形物も、それから液体も流している、あれこそ社会党、声を大にしてデモ行進しなきゃなんないのにそういうことは一言も言わない。この、一つ、カラクリを見破ってですね、私達は何よりかによりとにかく広宣流布してすべてを根本から解決しなきゃいかんということを、ひとつ見つめていきたいと思うんですね。はい。(終)



要文

いかなる国も、人類全体が新しいエネルギー源としてですね、原子力に頼らざるを得ない。

原子力を全部日本人がですね、ダメだ捨てろ捨てろと言うと、30パーセントの電力がなくなっちゃうから、経済成長も三分の一にダウンしちゃう。と、日本は生活できないですね。

全世界が、もう、核エネルギーっていうことを使って、現在の生活が成り立っている。

日本の国は最も用心深く安全に管理しているんではないか、私そう思うんですね。

核燃料を核アレルギーからですね、全部捨てろ捨てろっていうのは、今の日本の経済生活を全部否定して昔に戻るんだと。もう電力なんかいらないと、いうんだったらかまいませんけども、今の生活を維持しようっていうんだったら、核エネルギーっていうことを、無視することはできないんだから、これを用心深く安全管理する日本ならそれをやれているんではないかと思う。

日本でもって、この原発でもって誰が死んだんでしょうか。誰も死なないでしょ?私は非常に用心深くやられてると思うし、もしこれが危険だ危ないんだって言ってやめるんだったらね、自動車乗るのをやめたらどうかと思う。

原発反対ってことはいかにも感情論なんだと。私は思うんですね。

原発の問題なんかちっちゃい。



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